3冠馬らしい走りだった。
オルフェーヴル(牡4=池江)は16日、凱旋門賞の前哨戦である仏G2フォワ賞(ロンシャン、芝2400メートル)に出走。
単勝オッズ1・7倍の1番人気に応える貫禄の走りを見せつけた。
5頭立ての5番枠に入ったオルフェーヴルは序盤、最後方で待機。
「(状態は)走りたくて仕方がない感じ」(池江師)の言葉通り、最終コーナーでスミヨンが鞭を入れると、内を抜け出し、2着のミアンドル(フランス)に1馬身差をつけて快勝。
池江厩舎のもう1頭のアヴェンティーノ(8歳牡馬)は最下位の5着だった。
今回の海外遠征に伴い、6月の宝塚記念を制した池添から03年凱旋門賞で勝利したスミヨンに変更した。
経験豊富な鞍上は初騎乗で「想像通りの乗り味だね」と好感触。
阪神大賞典(3月18日)ではコーナーで大きく逸走したクセ馬を「乗りやすい馬」と言ってのけるなど相性は抜群だ。
過去の凱旋門賞、日本馬は99年エルコンドルパサー、10年ナカヤマフェスタの2着が最高位。
昨年、日本競馬を席巻した暴れ馬が世界でどこまで戦えるか。
歴史を塗り変える準備は整った。
世界最高峰レースの凱旋門賞は、10月7日にフォワ賞と同じコース、距離で争われる。
オルフェーヴル 父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)牡4歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績14戦8勝。
まぁ、大丈夫でしょう