お正月・・・
実は暮れから気分は落ち込むばかり
お正月を迎える準備をしなければならないのに
何をどうしてよいのやら
お母さんのことを思い出すばかり
寒い中、窓ふきしてたよね。
私がなかなかお手伝いを始めないと
黙ってバケツを持って行って
黙々と窓を拭き始めるんだよね。
重い身体なのに、踏み台を上り下りして
神棚のお掃除してたよね。
「器械の調子が悪いさ
」って言いながら
お餅つきしてたよね。
私はつきたてお餅に
あんこをくっつける役目だったよね。
おせちのお買い物、午後はお店が混むからって
朝一番に行ったよね。
「足りないと困るから」って
いつも買い込み過ぎて
何日も昆布巻とかが登場してよね。
紅白観ながら野菜の煮物してたよね。
知っている曲は歌いながら・・・
懐かしいな・・・
お父さんが倒れる前は
紅白が終わると支度をして
近所の神社に初詣に行ったよね。
お母さんがしていたこと
お母さんがしている姿を思い出しながら
私もやってみた。
神棚のお掃除
松飾り
・・・全部初めて。
ちゃんと出来てるかな？
ほめてくれるかな
泣きながら仏壇のお掃除してたから
お母さん、怒ってるかな
お母さんがいなくなっちゃうから
悪いんだからね。
大晦日の夜（昨夜）
お父さんと２人で泣いてた
お母さんがいない年越し。
悲しくて寂しくて
泣かずにはいられなかった・・・。
お母さんがいないことが、
やっぱりまだ信じられなくて。
お父さんも何だか沈んでるし。
私の方が先に泣き出した。
我慢できなかった・・・
こらえきれなかった・・・
以前は親戚が泊まりで大勢集まって
賑やかな元旦の新年会。
たくさんの人達のお料理やお泊まりの準備や片付け。
お母さんってすごかったね。
私もお母さんみたいになれるかな。
足元にも及ばないね、ダメだね。
お正月を迎えるのに
こんなにこんなに寂しい気持ちになるなんて。
きっと、これから先何年もこんな年越しになるんだろうな。
さっき、外に出て
星空を眺めてきた。
すっごくすっごく寒かった。
でも、星がとってもきれい。
ryuryuと「おばあちゃんの星
」
って、決めた星が
キラキラキラキラ・・・すっごく光ってた。
見ててくれてるかな？
会いたいな
