黒猫チャペルのつぶやき

「みのりのつぶやき」のページを引き継ぎ、この度リニューアルオープンいたしました!これからどうぞよろしくお願いします!

食欲の秋

2005年09月29日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 暑かった夏もようやく終わり、過ごし易い季節になった。この頃は長袖を着るようになったが、依然として暑がり屋である私は布団におとなしくくるまって寝ていることができにくく、先日群馬に赴いた時はまた風邪を引いてしまった。もっとも今回は病院で薬を貰うと程なく回復し、保育園は一日休んだのみ。その後今度は母殿にうつしてしまったようで、こちらの方がこじらせてしまってここしばらく苦しそうな咳をしている。申し訳なし。

 間もなく私が生まれて丸一年が巡ろうとしている。生まれた季節であり私の名前の由来ともなっている秋を迎え、私は大いに食欲を発揮している。主食はもっぱらおかゆであるが、離乳初期の頃に比べるとずっと濃いものに移っており、これを小さなお茶碗にほとんど一杯近く平らげてしまう。母殿と比べても「食う量が変わらんな」と父殿も呆れるている。パンがゆの時も丸一枚くらい平気で食う。副食は市販の瓶詰めになっているものを摂ることが多いが、近頃は食えるものの範囲が増え、鶏肉、豚肉、ツナなどの魚肉、レバーなども与えられるようになり、毎食楽しみでならない。
 これだけ食うようになるとミルクの量は減らしていくのが一般的であるようだが、私の場合ご飯をたっぷり食してもさらに従来と変わらず200CCのミルクを簡単に飲み干してしまう。太り過ぎじゃないかい?とよく言われる。

 つかまり立ちはかなりうまくなってきて、バランスを崩すようなことはほとんどなくなった。つたい歩きをしてこちらからあちらへと移動するのも早くなってきた。ただ二本の足だけでしっかり立つのはまだまだ難しそうである。これまで以上に足の筋肉を鍛えることに精進していかなければならない。

 ハイハイでの移動はこの頃飛躍的に速度が上がり、大人が歩くのと変わらぬほどとなっている。従って母殿父殿にしてみればますます目が離せぬ状態となり、ほんのしばらく見ていなければ部屋の向こうの端までいってしまうという風なので、部屋に柵を設けようかという案が間もなく現実のものになろうとしている。保育園に行っても同様で、父殿が着替えなどをタンスにしまっている内にもう遠くにいる。オムツ替えをしている他の子供の方によって行ったり、先生ならまだしもよそのお母様の膝元に這い寄ったりする。歩ける子供と一緒になっておもちゃのある所を目まぐるしく移動する。こと運動に関しては、保育園は家よりもずっと動き回れる領域が広いので、思う存分体を動かせるこの環境は何よりである。

 その保育園の先生たちも、先日父殿が
「まだ咳が少し出ますが熱も下がってすっかり元気になったみたいです。食欲もあります。」
と報告したのに対し、
「知ってます。食欲はありますよね。」
とにべも無く答えたものである。他の子供たちが食事をしていても横から待ちきれない顔で見ている。それでいて、彼女たちの間で私は、歌や音楽を聞かせると実に楽しそうに聞き入り、絵本を読んでも興味深く聞いているなど、芸術にも感性豊かな子供として評判がいいのである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早く立ちたい | トップ | 囲いのことなど »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

みのりのつぶやき-成長の足跡」カテゴリの最新記事