黒猫チャペルのつぶやき

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ムーンライトえちごで行く北陸の旅①

2013年04月01日 | みのりのつぶやき-旅行

 昨年のサンライズ出雲に続き今年の春休みは、ムーンライトえちごに乗って北陸をめぐる旅をすることになった。3月26日の夜に出発、新宿から乗車し、高崎線・上越線を経てまずは新潟を目指す。今回は猫のチャペルも同行である。前回の大阪行きで長距離の列車移動にも十分耐えられることは実証済みだが、今回は乗車時間が遥かに長い。調子を崩さないかやや心配だったが、車中泊を含めて5泊6日の旅程をチャペルもしっかりこなした。私はというと、サンライズのような寝台車でなく椅子席であるので、高崎を過ぎるころまでちっとも寝つけずいたが、新潟県境を超えるころには眠気に引きずり込まれ、新潟駅到着までぐっすり眠った。新潟から長岡までやや戻る路線の車中で家から持参したおにぎりをパクつき、直江津では鱈寿司の駅弁を買って食べ、波もおだやかな日本海を眺めるうちに富山に到着、ここでは乗り継ぎにやや時間があったので駅頭でチャペルを外に出してやり、富山名物という白エビの刺身丼ならびに天丼を食する。素晴らしくうまかった。さらに駅蕎麦も食べてみたがこれもまた出しの加減がやや関西風でたいそうおいしい。さらに列車を乗り継いで、お昼過ぎにはこの日の目的地金沢に降り立つ。ちなみに今回も、高崎からこちらは青春18きっぷを用いての旅である。

          

 宿は近江町市場など街の中心にほど近いリソルトリニティ金沢というホテルである。父殿の勤務先から福利厚生関係の補助が出ていて、一人一泊朝食つきで何と1000円で泊まれる。ここで2泊、お世話になる。チェックインの時間にはやや早かったのでひとまず荷物だけ預けておいて、街を散策に出かける。近江町市場をのぞいてみると、そこかしこに美味しそうなものがあふれかえっている。カニ、エビはもとより、鮭、イクラ、生ガキ、ノドグロ、ブリなどどれもこれも手にとって食べたくなるものばかり。コロッケを買って食べ、殻つきのカキを開けてもらって立ち食いした後、数日前に家で右手に火傷を負っていた母殿の包帯替えの用があり市内の病院を訪ね、バスに乗って香林坊に出て、兼六園まで歩いた。兼六園に着いたのは夕方5時ころだったが、光がやわらいでいて景色が実に良かった。

          

 広い園内をゆっくり時間をかけて歩く。東京では満開を過ぎた桜だがこちらではまだ咲き初めで、梅が見ごろだ。苔の緑が目に心地よい。チャペルは父殿が首から下げた移動用のキャリーバッグに収まっておとなしくしている。ときどき口を開けてやると、興味深そうに顔を覗かしてあちこち眺めている。一通り見終わったら、丁度閉園時間間際になったので外に出て、21世紀美術館の前の庭でキャリーから出して歩かせてみる。この頃はリードをつけて歩くのに慣れてきて、私たちが歩くのとともにまじめくさって歩いてついてくる様子が何ともおかしい。

          

 いったんホテルに戻ってチェックインを済ませたのち、再び近江町市場に出かけて夕食。近江町市場寿しさんで、私はブリ丼、父殿は海鮮丼、母殿は待望ののどぐろ炙り重というのを食べて、それぞれ大いに満足した上さらにお鮨を何点か握ってもらって心行くまで北陸の味を堪能した。ホテルの部屋は最上階の9階に用意していただいていた。眺めもよろしく、部屋も広々としていて、私も一人前にふかふかの大きなベッドをあてがわれて満ち足りて眠ったが、明け方ベッドから転げ落ちて目が覚めた。移動中余り食欲のなかったチャペルも、部屋に放してやると満足そうにご飯を食べて、窓際に陣取って飽かず外を眺めていた。盛りだくさんの一日を終えた。

          



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