新・壊れかけの歯車

企業の歯車になりきれないSE(=スチャラカエンジニア)Hiroの日記

藤子不二雄論

2022-04-27 23:43:00 | 日記
去る4月7日に藤子不二雄A(我孫子素雄)先生が亡くなった

自分が物心ついた頃にはドラえもんが人気絶頂だったし、ドラえもんとのび太と一緒に泣き笑いいろいろな事を勉強してきた
今でこそドラえもんは子供向けファミリーアニメであるが、昔はかなり高尚なネタもふんだんに練り込まれていた作品だったのだ
小学○年生って名前の雑誌全てに連載されてたから、おそらく全ての学年の年代にそってネタのレベルを書き分けていたのだ

何しろ、小学館がコロコロコミックという名の藤子不二雄スペシャルな雑誌を創刊してしまうくらいだから、当時のお二人の多忙ぶりは想像に難くない

そんな中、自分にはとてもありがたいエピソードがある

小学校低学年の頃のある日、ドラえもんの漫画読みたい欲が抑えられなくなった自分は手紙をしたため、藤子不二雄先生のスタジオ宛てにファンレター(?)を送ってしまったのだ

なにしろ子供の事だから、失礼極まりないうえに欲求丸出しの文面だったに違いない

それから暫くたった1月のとある日
両親が物凄くニコニコして
「年賀状来てるぞ!誰からだと思う?」
と年賀はがきを渡してくれた

年賀状の差出人には
「藤子不二雄」
と書いてあった

しかも藤子不二雄キャラクター満載の裏面には、直筆メッセージとサインがあった

今にして思えば、超多忙な時期に、どこの馬の骨だか分からんガキンチョから、失礼極まりない手紙を送られたにも関わらず、優しいメッセージを添えて年賀状を送り返してくれるとは、、、

藤子不二雄先生の作品が多くの人に愛されたのは、きっとお二人の優しい人柄が作品に滲み出ていたからに違いない