滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2023.08.07 白山@天候が悪いのはわかりつつ37年ぶりに白山へ (前編)

2023-08-07 22:16:22 | その他の地域の山と滝

2023.08.07[別当出合駐車場05:58〜06:06別当出合06:1006:42中飯場06:4307:17別当覗07:1807:41甚之助避難小屋07:4808:04南竜分岐08:0508:44黒ボコ岩08:53弥陀ヶ原・エコーライン分岐09:06白山室堂09:1909:53白山09:5410:18翠ヶ池10:2410:35お池めぐり分岐11:22白山室堂11:3111:39弥陀ヶ原・エコーライン分岐11:48黒ボコ岩11:56蛇塚11:5712:53殿ヶ池避難小屋12:5613:28仙人窟13:2913:45別当坂分岐14:35別当出合14:45別当出合駐車場](距離14.33km 累積標高1550m)

 

こうも暑いと、低山歩きができない。命に関わりそうで怖い。
では気温が低い高い山に行こう。

同じ思いか、レコを見ていると白山に出かけるユーザーさんが例年より多いような気がする。
関西から手軽に高い山ということになるとやはり白山か。日帰りで十分行くことが可能。
そして京都からだと湖西道路を使って敦賀から北陸道に乗ると高速料金も安くつく。
平日なら別当出合までマイカーで入れるので、シャトルバスに乗り換えの時間が短縮でき運賃も必要ない。
時間に追われてケチケチ生活をしているわたしにはちょうど良い。

平日でお盆期間を除いてマイカー規制の出ていない日で、わたしの都合につくのは7日を逃すと月末までない。
ここ数日天気予報は悪く、その中においては北陸地方はその他の地域より雨の確率は低いものの、高い山である、
好天は望めないが、大崩れはなさそうと踏んで出かける。

ちょうど別当出合に着く頃から小雨が降り出した。山の中腹より上は雲の中である。
駐車台数も少ないので、静かで涼しい登山ができるのではないだろうか。
最初から雨具とザックカバーをつけて出発。
眺望は望めないだろうから、花の写真をいっぱい撮ろう。
そう思って一眼レフを首から下げ雨具の中に忍ばせる。
ところが雨具の内側は蒸れてレンズが曇る。カメラを取り出すと水滴がつく。
風があるのでかなりの高速シャッターを切らなければならないが、天候が悪い分暗くてISO感度を上げても焦点定まらずブレる。
オートフォーカスが効きにくい。そんなこんなで適当な写真ばかりになってしまう。
途中からはiPhone撮影が中心になる。雨の中でも綺麗に撮れるし、濡れることも気にしなくて良い。

南竜分岐を過ぎると雨は止んだものの、相変わらずガスで視界は悪い。
でも予想通り人は少ないし、涼しく汗もあまりかかない。そして色とりどりの高山植物が迎えてくれるので楽しい。
天気が悪くてもきて良かったと思う。

山上ではビジターセンター以外ではあまり人と出会わない。
御前峰は和歌山から来られたという単独行の方と二人だけ。お互い写真を撮り合い、池巡りをする。

ここまで調子良く歩いていたが、この夏は運動不足で足が鈍っていたのだろう、久しぶりに足が攣り出した。
花の写真を撮ろうと屈むと両腿が攣って激痛が走る。仕方なく、なるべくしゃがまずに撮影。やっぱりテキトー写真ばかり。
足が攣った時は芍薬甘草湯より、水分をとって、止まらず大きな段差を避けながら小股でゆっくり歩き続けると治ってくる。

白山は37年前に父と二人で登った時も雨には降られはしなかったがずっとガスで展望なし。
昨年別山に登った時もガスと強風で何も見えなかった。
どうも白山との相性が悪いのか。まあ、今回も好天は望めないのは分かっていて登っているわけだから文句は言えない。
ってか、やれ雨だガスだ写真が思うように撮れないだの足が攣るなどブーたれまくってはいるけれど、
それでも山を歩くことは楽しい。今日もこの先どんな花に出会えるのだろうか、ワクワクしながら歩いているのである。
地獄のような酷暑の京都にいることを思えば天国である。

山上をゆっくりぐるりと回って室堂に戻り、腹ごしらえも済ませたので、さあ下山することにします。
エコーラインを下るか、観光新道を下ろうか悩んだ末、往路とあまり道が重ならない観光新道に軍配。
黒ボコ岩から観光新道に入る。

この辺りから視界が徐々に利くようになってきて、時々日差しもあり、楽しく下っていく。
途中、ハクサンシャジン、タカネマツムシソウ、シモツケソウなどが咲き競うお花畑では下界も望めるようになり、気分もさらに高揚する。
見事な花々なのだが、如何せん風が強い。じっくりと花の写真を撮ることができないのは残念であった。

途中驟雨にあったが、急な下り坂も辛いと思うことなく、この長くて楽しい観光新道を下り切って別当出合に戻ることができた。

 

別当出合駐車場には車が30台程度か
パラパラ雨が降っています
雨具をつけて出発です

 

中腹より上部は見えませんね

 

まずは吊り橋を渡って

 

この先、撮るような景色がないので花中心です
まずはソバナが出迎えてくれました

 

キオンですかね?

 

マイヅルソウは結実
この先赤くなるのかな?

 

キツリフネがポツポツと

 

これはアキノタムラソウですかね?

 

愛らしいクサボタン

 

クサボタンを別角度で

 

おっと、これはランですが
オオヤマサギソウですかな

 

タマガワホトトギス

 

センジュガンピ

 

ヤマハハコ

 

エゾシオガマ

 

これはミヤマコウゾリナですかね?

 

これはなんだろうか?
これから開くのか?

 

カライトソウもいっぱい

 

一番よく目にするのがミヤマアキノキリンソウ

 

セリ科はよくわからないのですが
ミヤマシシウドかなんかですかねぇ?

 

沢を渡る箇所にオタカラコウの群落がありました

 

クロトウヒレン

 

ヨツバシオガマ

 

アカショウマ

 

これは〜シロバナオトメエンゴサク?

 

マルバダケブキ

 

やっぱりセリ科はわかりません
オオハナウドですかね?

 

これはミヤマシシウド?

 

ヤマハハコ

 

ミヤマダイコンソウ

 

イブキトラノオ

 

シモツケソウ

 

ミソガワソウ

 

ハクサンフウロとシナノオトギリ?
イワオトギリとの差がわかりません

 

お花畑の中のトラバース道

 

ミヤマホツツジ

 

弥陀ヶ原まで登るとウラジロナナカマドがいっぱい

 

白山奥宮
これを潜って山頂を目指します

 

お花畑

 

御前峰到着
珍しく記念写真です

 

山頂近くにはイワツメグサが多い

 

一瞬青空が覗きました
ほんの5秒ほどです
ここは御宝庫ってとこですか?

 

うっすら見えているのは紺屋ヶ池?

 

チングルマの群落

 

コイワカガミ

 

チングルマの花も少しだけ残っていました

 

イワギキョウ

 

血の池周辺のイワギキョウが一番綺麗でした

 

血の池

 

これは五色池だったかな?

 

シラタマノキ

 

ミヤマダイモンジソウもよく見かける花です

 

オンタデの群落

 

ヨツバシオガマは終盤ですね

 

チングルマ

 

ゴゼンタチバナも残りわずか

 

オオヒョウタンボク

 

ちょっとガスが薄くなってきました

 

コバイケイソウも残りわずか

 

 

(続く)


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