★我が心のオルガン 勝手に鑑賞記★

ビョンホンssi、またまた違う顔を見せてくれました！
『バンジーシャンプをする』と同様に教師の役ですが、新米の初々しさがとっても出ているんです。まだ自信のないオドオド感や、恋愛に奥手なところとか、実際のビョンホンssiとは１８０度違う（たぶん）人物になりきっています。
ナンヒの店でレコードを聴いたときの顔がよいのだ！！あと、レコードを１枚１枚磨きながら自分が歌っちゃうシーン、笑えます。
ユンヒ役のイ・ミヨンさんは『純愛中毒』でも共演。先に『純愛中毒』見てたので「わっ、若くて綺麗」というのが第一印象です。
ホンヨン役のチョン・ドヨンンさん。この時もう２４歳。見えない！！イ・ミヨンさんと２つしか違わないなんて・・・。小学生に混じっててもさほど違和感ないです。仕草も表情も生き生きとしています。
『スキャンダル』の清楚な演技や『ハッピーエンド』の奔放な演技を先に見ていたので、これまた女優さんの演技力の凄さを思い知りました。
そして、これにもカン・ミヒ＠冬ソナが出ていたのねー。最初全然気がつかなかったけど、ホンヨンを怒る声が『美しい彼女』で記者達に罵声を浴びせるあの声と同じ！それで気がつきました。しっかし、化粧薄くて気がつかなかったとは・・・。
この作品ではわりといいお母さん役でした。

１９６０年代の小学校、ビョンホンssiよりちょっぴりヌナな私の体験より少し前の出来事です。
なんだかタイムスリップしたようなおだやかな気持ちになりました。
弟を背負って来る子なんていなかったし、建物も机もトイレも違うんだけど、ゆっくり流れている時間の早さが同じ感じ。
あー、私もスハソンセンニムの生徒になりたかったよー！

４歳年上のユンヒに恋するスハと、これまた４歳年上のスハに恋するホンヨン。思えばスハとホンヨンってたった４歳しか違わない！これが二人とも２０代なら完璧に恋愛対象になるはず。
でも小・中・高の頃って、４歳違うと相手がうんと大人に見えたものでした。
まして、スハからすると相手は１７歳とはいえ小学生の教え子。そんなホンヨンを恋愛対象に見るなんて思いもつかなかったはず。
でも、ホンヨンにはスハが初恋の相手。スハのちょっとした行動にも一喜一憂し、初めて味わう感情に「？」だらけのホンヨン。
スハに腕をつねられたホンヨンが大喜びするシーン、とてもいいシーンです。
いつもホンヨンはスハを見ています。でもスハの恋心はユンヒの方しか向いていません。
ホンヨンは思いの丈を日記に綴るけど、スハの反応はいまいち。
スハの為に、鶏を食べてもらおうと一羽遠足に持って行ったり、ユスラウメを茶碗いっぱい摘んで持って行ったり、時には自分の身体を顧みず、父兄の腕にかみついたり、火の中に飛び込んでいこうとしたり。全てはスハへの想いからとってしまう行動。不器用だけど一生懸命です。
教えることに自信をなくしたスハは学校辞めるけど、「どこに行ってもホンヨンのことを思い出すよ」とホンヨンに言う。この時はまだ『自分をすごく慕ってくれた生徒』としか思ってなかったと思う。
でも、車の中で見たホンヨンの日記と新しいＬＰを見て、ホンヨンの気持ちに気づいたんだろうなー。

この映画、ほっこりした気持ちになれたことは事実だけど、１度見ただけでは伝わらない良さがたくさんあった。途中、あっけなく学校をさってしまうユンヒや、ユンヒの去った後の時間の流れの速さに？？な所もあったし。
でも２度目、最初から最後まで（エンドロール）じっくり見ると、何とも言えない安堵感！よかったね、ホンヨン！

ちょっとひとこと・・・ＤＶＤのビョンホンssiのお顔・・・もうちょっといい写りのありませんでしたぁ？