カメラ大好きおばあちゃん パート2

写真を撮るのが大好きな、おばあちゃんのブログです。
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「バンクシーって誰?展」(大阪) それはまるで映画のセットのような美術展‥(@_@;) 2

2022年06月04日 | 日記
自作に1億5,000万円の値が付いたとたん、額に仕込んでいたシュレッダーを作動させて作品を切り刻んだり、コロナ禍のロ
ンドンの地下鉄でくしゃみをするネズミを描きこんだり‥‥‥ 。自分の作品をきっかけに大騒ぎする人たちをあざ笑うかの
ように、ゲリラ的な表現活動を繰り返している覆面アーティスト、バンクシー。
移民や人権問題、消費社会への警鐘など、政治的・社会的テーマを積極的に取り上げることで知られるバンクシーは、SNS
を戦略的に使った活動でますます注目されているグラフィティ・アート界のカリスマなのだ。
1990年代よりイギリスのブリストルの街を舞台にストリートアートを描き始めたが、近年は遊園地のプロジュースや映画の
監督なども手がけている。(展覧会カタログより)

動物の姿を生き生きと描いたラスコーの洞窟の壁画は、旧石器時代人がグラフィティのように壁に描いた偉大なるアートの
起源である。ところが現代におけるグラフィティの運命は儚いものでどんな名作も「非合法」という理由で、すぐ消されて
しまうのだから。本作品は2008年バンクシーが、ウォータールー駅近くのトンネル内で行った「The Cars Festival」(ザ・
カンズ・フェスティバル) で描いた作品で展示用つまり合法的に描かれたものです。しかし今このバンクシートンネルと呼
ばれるこの場所を訪れても見ることはできない。なぜならとっくの昔に、誰かに消されてしまったから‥‥‥グラフィティ
はまさに路上で自由に変化を続ける ”生きたアート” なのだ。(展覧会カタログより)




2014 年ブリストルのレコーディングスタジオの壁面に「Girl with a Pierced Eardrum (鼓膜の破れた少女)」をバンクシー
が描いた。フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」の耳飾りを黄色い警報器で代用したこの作品に、2020年4月22日に、
医療用マスクが付け加えられているのが見つかった。その後バンクシーが医療従事者に感謝を込めて作品を送ったニュースが
大々的に報じられたが、この絵に付いての本人からの発表は特になかった。少女にマスクをかけたのはバンクシーか?それと
も全く別の人間か?未だ詳細は不明だがこの上なくタイムリーな作品になったことは確かだろう。(展覧会カタログより)