HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

JOE HENDERSON 「so near, so far」

2006年09月19日 20時47分07秒 | CD
台風の影響もなくなり、今日の神奈川県内はよく晴れ、気温も随分と上昇したようです。

さて、今日は休み明け恒例の会議のため横浜に出張。いつもどおり帰りは「ディスク・ユニオン」へ。
何だかこれが楽しみで出張しているようなものです(汗)。

【今日の収穫】
●JOE HENDERSON 「so near, so far (Musings For Miles)」(写真)
ジョー・ヘンダーソンは私の大好きなテナー・サックス奏者の一人です。独特のウネウネしたフレージングと説得力のある音色がたまらない魅力です。
彼は1937年4月24日にオハイオ州リマで生まれました。63年にケニー・ドーハムのアルバムのメンバーとしてブルーノートで初録音。63年には同レーベルで初リーダー・アルバムを録音し、60年代に台頭した「新主流派」の中心人物の1人として活躍しました。一時教育活動に携わり半ば引退したような状況になりましたが、70年代後半からはレコーディングに復帰。80年にはリーダーアルバム「ミラー・ミラー」の録音で本格的に第一線に復帰しました。以降「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」への参加など充実した活動を続け、92年ヴァーブ・レーベルに移籍後も傑作を連発し、「テナー・タイタン」と称されました。 しかし98年に脳卒中を患い、残念なことに2001年6月30日心不全のためサンフランシスコにて死去しました。
さてこのアルバムはサブ・タイトルにもあるとおり、1990年9月に死去した(もう16年も経つんですね!!)マイルス・デイビスへのトリビュート作品であり、当然マイルスが生前吹き込んだ曲で構成されています。しかしその選曲はあえて有名曲をはずしてアコースチック時代からエレクトリック時代にまたがる幅広いレパートリーからビック・アップされており、新鮮味を感じます。参加メンバーも、時期こそ別々ながらいずれもマイルスのバンドに参加したことのある腕利きのアーチストで固めています。ジョー・ヘンダーソン自身はマイルス・バンドの正式メンバーになったことはありませんが、1967年にウェイン・ショーターの代役として何度かバンドに参加したことがあります。ジョン・スコフィールドのギターは、ヘンダーソンと同様にウネウネしたフレージングで、アルバムのサウンドを特色付けています。全体的なサウンドの印象は、そのメンバーから想像される音よりは意外としっとりした感触となっています。
1992年10月ニュー・ヨークでの録音。

《Personnel》
Joe Henderson (ts)
John Scofield (g)
Dave Holland (b)
Al Foster (ds)

《Song Title》
1. Miles Ahead
2. Joshua
3. Pfrancing (No Blues)
4. Flamenco Sketches
5. Milestones
6. Teo
7. Swing Spring
8. Circle
9. Side Car
10. So Near, So Far
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