HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

ジャズと生きる

2006年03月20日 22時36分35秒 | 読書
有隣堂に予約していた秋吉敏子さんの自叙伝「ジャズと生きる」が入荷したとの連絡あり、早速入手しました。
戦前の満州に生まれ幼少時は比較的恵まれた生活を送るも、太平洋戦争の勃発による環境の変化に戸惑い、終戦とともに命からがら帰国、戦後の混乱の中得意のピアノの腕を生かし、10代から駐留軍向けのダンスホールで演奏し生計を立て、やがてその腕を見込まれてビッグ・バンドで演奏するようになります。さらに本場のジャズを学ぶために憧れの地アメリカへ単身渡り、現地のミュージシャンとのセッションで腕を磨きながら、ミュージシャンの聖地バークリー音楽院で音楽理論を学ぶ。やがて結婚、出産、離婚を経験する一方で、自由の国アメリカの音楽界にありながらも人種と性別の壁に突き当たり悩まされる。その後人生の伴侶でありバンド・メイトでもあるルー・タバキン氏と出会い、念願のビッグ・バンドを結成、世界的な名声を得るに至るまでの、まさに波乱万丈の半生が淡々と描かれていて、実に感動的です。彼女の人生そのものがジャズであり、まさに「ジャズと生きる」という感じです。

午後から仕事で横浜へ行き、帰りはいつものディスク・ユニオンへ
【今日の収穫】
●Michel Petrucciani 「PLAYGROUND」
1991年のブルーノート・レーベルの作品。リズム・セクションはオマー・ハキムとアンソニー・ジャクソンという鉄壁の布陣。2曲目の「Home」は私の携帯の着メロになっています。945円でお買い得!
●Wynton Marsalis 「THICK IN THE SOUTH」
これも1991年の作品。マーカス・ロバーツ、ジェフ・ワッツ、ボブ・ハーストのレギュラーバンドにジョー・ヘンダーソン、エルビン・ジョーンズというベテラン2人が加わっています。チョイ傷ありの掘り出し物420円!
未聴ですが、楽しみです。 

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