HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

Thoots Thielemans 「East Coast West Coast」

2008年04月21日 21時20分48秒 | CD
今日は日中20℃以上あると思われるような暖かい一日となりました。
月曜日恒例のCDハンティングに行きました。

【今日の収穫】
●Thoots Thielemans 「East Coast West Coast」(写真)
いつも主にサックス奏者のアルバムを中心に物色してきましたが、さすがに主だった奏者のアルバムは入手してしまって、最近は食傷気味です。
と言う訳で今日は変わった楽器のアルバムに手を伸ばしました。
トゥーツ・シールマンスと言えば、ジャコ・パストリアスの「ワード・オブ・マウス」に参加し、唯一無二のハーモニカのサウンドでジャコの音楽世界に特異な彩りを添えていた人物です。ハーモニカはカントリーやフォークの世界ではポピュラーな楽器ですが、ジャズの世界ではこの人をおいて他にはいないでしょう。

トゥーツ・シールマンス(Jean "Toots" Thielemans)は1922年4月29日ベルギーの首都ブリュッセルで生まれました。3歳の頃からアコーディオンの演奏を始め、その後ハーモニカの演奏も始めました。10代の頃にはギターを弾くようになり、第2次世界大戦時のドイツ軍占領時期にはジャズの虜となって、ジャンゴ・ラインハルトに憧れ、チャーリー・パーカーの音楽からも影響を受けました。1950年にベニー・グッドマンのヨーロッパ・コンサート・ツアーに参加して、その後アメリカに移住し、本格的にジャズへの道を歩むようになりました。
ビートルズのジョン・レノンはビートルズのデビュー前のハンブルグ巡業公演中に、現地のクラブに出演していたジョージ・シアリング・クインテットでのトゥーツの演奏を見て大きな影響を受け、そのスタイルに憧れ、トゥーツが当時使っていたリッケンバッカーのショート・スケール・モデルとハーモニカを演奏するようになったそうです。
アメリカ移住後は次第に様々なアーティストとコンサートやレコーディングを行うようになり、エラ・フィッツジェラルド、クインシー・ジョーンズ、ビル・エヴァンス、ジャコ・パストリアス、ナタリー・コール、パット・メセニー、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル など、ジャズのみならず幅広い分野のトップ・アーチストと共演し数多くの名演を残しています。

さて、今日ゲットしたアルバムについては予備知識はありませんでしたが、ジャケット・デザインから彼のフレッシュで爽やかな音色が感じられたので迷わずゲットしました。
家に帰って中身を見、音を聴いてみたら、これが大正解!!
下記のようなトップ・アーチストと共演していて、曲目も演奏の内容も最高です。
思ったよりも豪華な内容で大満足でした。

《Track List》
1. Naima
2. In Walked Bud
3. Dear Old Stockholm
4. Groovin' High
5. Con Alam
6. In Your Own Sweet Way
7. Giant Steps
8. Waltz For Debby
9. A Child Is Born
10. Take Five
11. Spring Can Really Hang You Up The Most
12. Ornithology
13. Blue In Green

《Musicians》
1.~7.
Piano: Lyle Mays,Bruce Barth
Bass:Christian McBridge
Guitar:John Scofield
Drums:Troy Davis
Vibes:Mike Mainieri

8.~13.
Piano:Alan Broadbent,Herbie Hancock
Bass:Charlie Haden
Guitar:Robben Ford
Drums:Peter Erskine
Violin:Jerry Goodman

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