民生委員ニュース 12月

夢の間に

一年つもる

落葉かな

　　横井也有

●今年の漢字は「偽」
　早いものでもう一年が暮れようとしています。1995年から始まった「今年の漢字」、2007年の今年は「偽」に決まりました。多くの方がこの字は予想されたのではないでしょうか。不二家からはじまり、「白い恋人」「赤福」「吉兆」など食品偽装に揺れた一年でした。「偽」という字、よくみるとにんべんに為す、「偽る」とはまさに「人のすること」なんですね。

●来年は、子（ねずみ）年
　最近は家の中でねずみを見るなどという事は先ずなくなりましたが、昔はごく身近な存在でした。嫌われてもいましたが、親しい動物でもあったのことは、昔話からもわかります。大黒さまの使いとされて、正月にもてなす習慣もあるそうです。
　みなさんは「嫁が君（よめがきみ）」という言葉をご存知でしょうか。これは正月に「ねずみ」を呼ぶ言葉だそうです。新年の三が日に限っては、「ねずみ」は忌み言葉として使わずに「嫁が君」というのだそうで、俳句では新年の季語となっています。「嫁が君出て貧厨のめでたさよ」（孤峰）や「三寶に登りて追はれ嫁が君」（虚子）などの句があります。
　そういえば、私が小さい頃に田舎の家で夜中に天井裏をねずみが走り回ると、年寄りが「今日は嫁じょが忙しい」などと言っていた記憶があります。

●引き続きよろしくお願いします
　　12月1日に民生児童委員の委嘱式が行なわれ、ひきつづき民生児童委員として委嘱をうけました。今後3年間担当させていただきます。これまで同様、どうぞよろしくお願い致します。