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小堀日記

ア アラララァ アァ!!

デラックス

2010年01月17日 | マツコデラックス
ミュージックステーションにフロッギングモリーが出ていると母が言った。

そういえば来日中だったっけと思ってみていると、日本のスカコアかラスティックっぽいバンドが一緒に出ている。過去に共演したライブのビデオが流されると、その時のことを思い出したのか少し涙ぐんでいる。

今日はフロッギングモリー+日本のバンドの特別編成で一曲やるらしかった。

イントロが始まると日本のバンドの人はまたもや感極まったらしく、上を向いて涙をこらえている。ステージ袖から彼らの横を通りフロアに抜けると、そこは運動場で、モッシュの嵐が起きていた。

ひとしきりモッシュが終わって間奏になったところで組み体操が始まった。組み体操をする人々の間を歩いていると、ちょうどいいからあんた上に乗んなさいと言われた。

マツコデラックスだった。

マツコデラックスと島津君(小中学時代の友達。小柄)が向かい合ってお互いの腕を肩に回している。マツコデラックスは僕に二人の肩の上に立つよう指示した。上に乗った人が両手を水平に広げると完成らしい。

どう考えても島津君は僕より軽いので、彼が上に乗ったほうがいいんじゃないかと思ったが、マツコデラックスの迫力に負けて上に乗る。案の定島津君は痛い痛い痛いいたい!!と連呼し、僕たちの組体操はそのまま崩れてしまった。

「だからそうなのよ!森昌子の唄がだめなの!あの悲しい歌詞が人々の涙を誘って組体操の完成を阻むのよ…」

地面に横たわったまま、マツコデラックスは号泣しながら声にならない声で言った。

フロッギングモリーの歌は森昌子の悲しい唄に変わっていた。