最近劇場版新耳袋を見ました。
新耳袋は普通に見ても面白いけれど、副音声で原作者の話を聞く方が断然好きです。オーディオコメンタリーは、作者が原典となる話を取材してきた時のことをとりとめもなく話しているのですが、その話にとてもリアリティがあって面白いのです。
僕は幽霊の話とか怖い話が好きだけど、それは自分が幽霊を見ることが出来ないからだと思います。一年ぐらい前に夜中の平和公園で山崎まさよしを歌っていたら急にお墓のほうからお経が聞こえてきておしっこちびりそうになったことがありました。でもあれは多分僕らの歌をうるさいと思った誰かがいたずらをしたんだと思っています。これもお経が聞こえただけで実際に見ているわけではないし。
僕の周りにも幽霊が見えると言う人はいて、その人が嘘をついているとはとても思えないし、実際に見えているのだと思います。でも、それが僕には見えない。
僕があらゆる情報の中で一番信頼できると思っているのは、自分の視覚です。よく、『自分の目で確かめてみないと信用できない』と言うけれど、まったくその通りで、自分には幽霊が見えないから、どこかでこれはやっぱり僕の現実世界の話じゃないんだと思ってしまいます。
でも、だからこそ、もし万が一僕に幽霊などと言うものが見えて、しかもそれが自分にしか見えないという状況なったら…考えるだけで怖くてたまらないです。幽霊話が怖いのは、実は幽霊自身が怖いんじゃなくて(幽霊自身ももちろん怖いけど)、恐怖の対象が目の前にあるのに、他の人には見えていない、自分が一番信用している情報を他人と共有できない、と言う時の絶望感なんじゃないかと思いました。
(Canon EOS Kiss Digital, Tamron 90mm F2.8 Di Macro)
新耳袋は普通に見ても面白いけれど、副音声で原作者の話を聞く方が断然好きです。オーディオコメンタリーは、作者が原典となる話を取材してきた時のことをとりとめもなく話しているのですが、その話にとてもリアリティがあって面白いのです。
僕は幽霊の話とか怖い話が好きだけど、それは自分が幽霊を見ることが出来ないからだと思います。一年ぐらい前に夜中の平和公園で山崎まさよしを歌っていたら急にお墓のほうからお経が聞こえてきておしっこちびりそうになったことがありました。でもあれは多分僕らの歌をうるさいと思った誰かがいたずらをしたんだと思っています。これもお経が聞こえただけで実際に見ているわけではないし。
僕の周りにも幽霊が見えると言う人はいて、その人が嘘をついているとはとても思えないし、実際に見えているのだと思います。でも、それが僕には見えない。
僕があらゆる情報の中で一番信頼できると思っているのは、自分の視覚です。よく、『自分の目で確かめてみないと信用できない』と言うけれど、まったくその通りで、自分には幽霊が見えないから、どこかでこれはやっぱり僕の現実世界の話じゃないんだと思ってしまいます。
でも、だからこそ、もし万が一僕に幽霊などと言うものが見えて、しかもそれが自分にしか見えないという状況なったら…考えるだけで怖くてたまらないです。幽霊話が怖いのは、実は幽霊自身が怖いんじゃなくて(幽霊自身ももちろん怖いけど)、恐怖の対象が目の前にあるのに、他の人には見えていない、自分が一番信用している情報を他人と共有できない、と言う時の絶望感なんじゃないかと思いました。
(Canon EOS Kiss Digital, Tamron 90mm F2.8 Di Macro)