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【主張】検察の尖閣判断 不自然な経緯なぜ語らぬ

2010年10月04日 03時44分14秒 | ニュースの感想
できない事を無理しても誰も頑張っているとか思いません!政治はスポーツや研究と違い国益問題が有るんですから・・・・・

【主張】検察の尖閣判断 不自然な経緯なぜ語らぬ
2010.10.4 03:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101004/crm1010040325005-n1.htm
検察に対する国民の信頼が地に落ちているのは、大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件だけが理由ではない。尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件への対応には大きな疑問がある。検察はいまだにこれに答えていない。

 海上保安庁に逮捕された中国人船長を処分保留で釈放した際、那覇地検の次席検事は「わが国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上身柄を拘束して捜査を続けることは相当ではないと判断した」と語った。

 この言は「法の下の平等」を定めた憲法14条の否定や放棄に等しい。検察はいつから政治判断をするようになったのか。事件の外交的背景を考慮して法の執行を左右するようになったのか。これほど重要なことを、なぜ那覇地検の次席が語ったのか。

 最高検が事前に会見内容を知ってこれを了としたなら、検察は自らの存在意義を見失っている。

 中国人船長の処分保留を決めたのは、大林宏検事総長を含む事実上の検察首脳会議だった。「日中関係を考慮」の真意については、最高検が明らかにすべきだ。

 船長釈放について仙谷由人官房長官は「那覇地検の判断なので、それを了としたい」、柳田稔法相は「指揮権を行使した事実はない」と語った。先の衆院予算委でも菅直人首相は「検察が、関係する意見を聞いて判断し、適正だった」と述べた。地検の「政治、外交的判断」に責任を転嫁しているのは卑怯(ひきょう)であり、姑息(こそく)である。

 昭和52年、日航機が日本赤軍にハイジャックされたダッカ事件では、当時の福田赳夫首相が「一人の命は地球より重い」と乗客の解放と引き換えに服役、勾留(こうりゅう)中のメンバーの引き渡しに応じた。

 「テロを助長させた」と世界から非難された「超法規的措置」は政治家の判断でなされ、検察はこれに強く反対した。

 事実上の超法規的措置といえる船長釈放は検察の名で行われただけ、禍根も深い。検察の判断には中国で身柄を拘束された中堅ゼネコン「フジタ」社員ら4人への配慮があったとされる。それこそ、政治家が行うべき判断だった。

 未曾有の危機にある検察は、自ら再起しなくてはならない。そのためにはまず、船長釈放の不自然な経緯を明らかにしなければなるまい。このまま検察が権威を失墜すれば、ほくそ笑むのは誰か。


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