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再発見レポート

住んでいても意外と知らない、
清川村の自然・歴史・伝統などを紹介します。
村の良さを、みんなで再発見しましょう!

シリーズ「チャピュア清川」

2009年07月23日 | 村の産業
煎茶教室開催
  教育委員会が主催する、平成21年度生涯学習講座の第1回煎茶教室が開催されました。
7月9日 せせらぎ館 研修室に定員を上回る受講生の方々が参集されました。
   テーマ『おいしいお茶の入れ方』講座でした
   講師は「煎茶の会」の方々です。

※始めは「すすり茶」の入れ方です。

 
 


  煎茶の会についてちょっと経過をお知らせします。
 村のお茶栽培が始まった頃、労働力は農業から工業などの他産業に移動する時であり婦人の肩に主力がかかって来ました。
 そこで、婦人を中心に茶業講座を開き知識を身につけていきました。
 そんな中、お茶栽培では先駆的地域の山北では婦人が労働の傍ら煎茶道を始めており、交流を進める中で昭和46年家元の指導を受けて
 発会式を上げ以来今日まで活発に活動されています。。
 現在では、流派とは離れて「煎茶の美味しい入れ方」や「すすり茶」などの交流講座を開催して、足柄茶及び清川茶の宣伝に一役かっています。

※次は煎茶の入れ方講座です。





                         

※煎茶の会では色々なイベントの場をお借りしたお手前もご披露しています。
 皆さんがお茶に親しみ美味しくいただけるよう、お手伝いを楽しみにしております。



シリーズ「チャピュア清川」

2009年07月14日 | 村の産業
                    せせらぎ大学(むらづくり勉強会)第1回講座で「チャピュア清川」が村の
                   「お茶産業」
をテーマに頂きお話をしました。

「チャピュア清川」について


と「荒茶工場」の施設の説明をしました。


 昭和30年代の養蚕や林業に代わる農業転換期に色々な作物を試行した結果、
「朝霧」が深い清川の気候風土に合ったお茶が選ばれた。
 近年は消費の減少傾向や生産者の高齢化、茶樹が30年以上となり経済樹齢を
超えるなど問題を抱え生産も減少傾向にある。
現在、改植・新植や労働力確保など総合的な観点から、大型茶園化事業や
共同摘採体制整備などに力を入れ実施されている。

※村の基幹産業として力を入れ育てていくためにも、村民の方々のご支援が欠かせません。
今回のようにテーマを頂きお話できたことは大変ありがたく感謝しております。


当日は煎茶の会の方々の協力を得て「煎茶」と「すすり茶」のお手前も楽しんで頂きました。大変好評でした。
          

※せせらぎ大学(村づくり勉強会)は村内のシルバー世代の有志の方々が「地域コミュニティ活動促進助成事業」を活用した
自主的な地域づくりを目指して活動を始められました。広報「きよかわ通信」6月号参照ください。


シリーズ「チャピュア清川」

2009年06月11日 | 村の産業
今回は新茶の加工概要をお知らせします。

5月に入り新茶の刈り取りが始まり、チャピュア清川の工場も稼動しました。
しかし、直後から長雨になってしまい刈り取りが進まず、皆さんはやきもきされていたようです。



 
 どなたも家族の総出で作業を進めていました。

 作業は大変な力仕事でしたが、鯉のぼりと茶畑の緑のコンストラクトが見事でした。

                                               
茶葉の刈り取りは一斉に始まりますので、1日の入荷量は500Kgに制限されていて、各家の入荷日程が組まれていました。



皆さんの作業時間が凡そ同じなので次々と車が茶葉をいっぱい積んできます。受付を済ませ軽量します。



 いよいよ自動機に投入です。



荒茶が完成して製茶工場へ出荷です。



 一番茶の工程概要を見てきました。美味しい清川茶をどうぞ!

清川産業まつり

2009年06月08日 | 村の産業
6月7日、本村を代表する特産物のお茶などを中心に、産業の活性化や心のふれあい、連携あるふるさとづくりをめざし、恒例の「清川産業まつり」を開催されました。
新茶・商工品・野菜・植木などの清川村の特産物が即売 されました。

一部をご紹介します。

【 清川村新茶 】

新茶の販売、くき茶の詰め放題。

   

【 酒まんじゅう 】



【 おやき風パン 】

中身はおから、ごぼう、きんぴら、カレーなどいろいろ。



【 地場野菜 】

朝採り新鮮地場野菜すぐに完売です!



【 清川ゆずわいん 】



シリーズ「チャピュア清川」 茶摘み体験編

2009年05月16日 | 村の産業

本日、県主催の「清川村茶摘体験2009インかながわ」が清川村煤ヶ谷の茶園で行われました。
「食と農に対する県民の理解の促進」の取組のひとつとして、足柄茶の産地である清川村で茶摘み体験を開催されるものです。
茶摘み体験のほか、荒茶工場の見学会、おいしいお茶の飲み方講座などに小・中学生とご家族の方が500名近くの応募の中、抽選で定員の50名近くの方が「かながわ農業発見隊員」として参加されました。

 お茶娘さんのご案内でスタートです。


 
今日は、天候がうす曇の日でした。実はこのような天候が茶摘みの日としては最良だそうです。


これは、機械摘みの体験模様です。現在はかまぼこ型の茶園でほとんどこのように茶摘みされています。


これは、今日機械摘みされた茶葉です。参加者が手摘みされたものは、持ち帰っていただきました。
天ぷら(これがまた旨い~!と評判)もしくはお茶の佃煮、茶飯などいろいろあるようで、挑戦して下さいとのこと。

  
場所を移動して、「チャピュア清川」の荒茶工場の見学です。今日採れた茶葉を荒茶として加工するところです。
午前の部はここでお疲れ様です!!


宮ヶ瀬に場所を移して、舌鼓、休憩。


午後は、おいしいお茶の飲み方講座などでゆったりと時間を過ごして終了。


シリーズ「チャピュア清川」

2009年05月12日 | 村の産業
第37回 関東ブロック茶の共進会 出品新茶手摘み-

5月1日 素晴らしい五月晴れのもと「第37回 関東ブロック茶の共進会」に出品する新茶の手摘み作業が行われました。

作業の始めは茶葉の日除け用シート外しからです

早朝8時から、チャピュア清川会員の方々30名、チャピュア清川女性部の皆さん約50名が参加され40Kを収穫しました。

良質な茶葉の摘み取りは手作業で行われています。機械化が進んでも、伝統的な茶の摘み取り方法は変わりません。
 
茶葉はひとつひとつ丁寧に、人の手によって摘み取られたものだからこそ繊細な味を生み出すことが可能となるのです。

県の農業技術センターの指導員の方から「一芯二葉」など摘む茎の位置や爪を立てないことなど又茶葉の大きさを揃えることなど簡単な説明を受けた後早速手摘み開始です。

作業開始はお茶で手を洗い、日常生活の香りを消してから始めます。
 
 茎のいちばん先端にある芽の部分とすぐ下にある2枚の若葉を摘み取る方法を「一芯二葉」(いっしんによう、別名:フレッシュリーフ)といいます。

この一芯二葉の摘み方は大変贅沢で、現在良質な茶葉をつむ際にはほとんど一芯二葉で茶摘みが行われています。



昨年の「第36回 関東ブロック茶の共進会」では、静岡や埼玉などのお茶どころが競った中で清川村は「銅賞」を獲得していますので、今年は「銀」を目指そうと張り切って作業されました。 葉の色や形、香りや味などの4項目について、8月に審査が行われますので、皆さん真剣に注意深く手摘み作業を進めていました。


県の指導員の方は、清川のお茶は品質も良いし今日のような共同作業には多数の方が協力して作業を進めるので県内でも大変評判が良い、と話をされていました。

 

8月の審査結果では朗報を待ちたいものです。

シリーズ「チャピュア清川」 ~すすり茶 を愉しむ~

2009年03月09日 | 村の産業
すすり茶をいただく

   
 
■ 3月4日 
  JA清川支部女性部 煎茶の会の皆さ
  んが『すすり茶』のお手前の講習会を開催されました。
  講師は、県農協茶業センター 石渡部長
              (日本茶インストラクター県支部長)
                 せせらぎ館 和室 に女性部の方々20数名の参加
                  
  
■ すすり茶は14世紀 中国明朝頃に
  日本に伝わり、趣味人が密かに愛
  でていたとのことで、一般にはあま
  り知られていなかったようです。

  『足柄茶で煎れるすすり茶』 を20年10月に始めました。 
              ■ 一煎目は蓋を少しずらしてほんの一雫いただきます。
                 
                                       
 三煎目までいただいたあと、酢醤油な
 どに浸した茶葉もいただきます。
 柔らかく茶葉の栄養が7割も残っていて、栄養をまるごといただけるの
 です。


■ 清川村でもこれから普及したいと、女性部煎茶の会の方たちは意欲的
  です。
  秋の農協祭りには皆さんにもお披露目する計画を立てていますので、
  お愉しみ下さい。

 *講師の方は、JA清川女性部の煎茶の会の方々は県内で最も活発に
  活動されているので今後の清川での定着に大いなる期待を寄せて
  いる、とのことでした。
 

ご存知ですか? 美津峯焼

2008年11月15日 | 村の産業
清川村で誕生した陶器をご存知ですか。
清川村の薪炭を灰にし、この炭灰を使用して 灰釉を作り製作した陶器でその名前を
『美津峯焼』と言います。
 自然界の奥深い味わいを感じられる逸品です。

美津峯焼の陶芸教室の生徒さんや先生の作品が見られる作品展が開催されます。
陶芸に興味の有る方はご覧になっては如何でしょう。

場所:清川村役場前の青龍の館 2階
期間:11月22日(土)~24日(月・祝日)
時間:10時より17時(最終日は16時)

即売会も同時に開催されているようです。

シリーズ「チャピュア清川」

2008年10月30日 | 村の産業
チャピュア清川
村の基幹産業の『茶業』について、新たに「チャピュア清川」コーナーを作りました。
今回皮切りとして概要をお知らせし、この後清川のお茶に関連する詳細と共に四季
折々に触れてご紹介したいと思います。

1.「チャピュア清川」ってご存知でしょうか
 七沢方面から尾崎交差点に向かって清川カントリーゴルフ場を過ぎて直ぐ右側に、
なにやら工場のような建物が現れます。 チャピュア清川荒茶工場です。

平成16年4月操業開始した、村の茶業の躍進を期待して建設した新鋭工場です。
この工場では、清川村を初め近隣市町村から「生葉」を集荷して荒茶に加工(1次加工)してから、足柄市にある「あしがら農協茶業センター」で仕上げ加工(2次加工)し「足柄茶」として販売されます。
清川・愛川・厚木・伊勢原・海老名・座間など近隣地域の約170戸を収集しています。

2.清川村のお茶栽培の経過
 昭和30年代の「養蚕」の衰退や林業と炭焼きに代わる産業を探していたが、
山に囲まれて霧が出る気候や地形に合っているお茶栽培が候補に挙がり、その
後の先駆者達の苦労が実ったものです。

昭和55年頃(’80年)は140戸、140t(28ha)がピークでしたが現在は12ha、80戸程になっています。

この間品質の良さが認められ、各種共進会や品評会では優秀な成績を勝ち取り名を馳せました。


3.煎茶の会のお手前
 清川のお茶を美味しく頂こうと煎茶の会の方々がお手前を披露しております。
  -教育委員会「生涯学習ガイドブック」から煎茶の会の活動紹介です-

『お茶は私たちの生活に無くてはならないものの一つです。
おいしいお茶を口にしたときふと心の和むことがあります。
心を込めて出されたお茶は、飲む人にもその真心は通じるものではないでしょうか。
煎茶道の修得により香り高いおいしいお茶を味わいつつ、心豊かな日々を送りま
しょう。お茶の入れ方、扱い方は日常生活にきっと役立つことと思います。
イベントや講座、お茶会への参加、そして毎年5月に京都萬福寺で行われる全国
煎茶道大会に参加しています。
楽しみながら一緒に練習や活動をされる方をお待ちしています。』


  (JAあつぎ 清川支所の農業まつりの一コマ)