
【北京時事】米中貿易摩擦や香港で続く反政府抗議活動という難題を抱える中、中国共産党は28日、重要会議である第19期中央委員会第4回総会(4中総会)を北京市内で開いた。内憂外患の状況が続く中、習近平国家主席(党総書記)は「組織内
部で起きる災い」に神経をとがらせている。習氏は31日までの4中総会で「党内の統制強化を図る」(外交筋)という見方が出ている。
党の重要な方針を決める総会の開催は1年8カ月ぶり。国営新華社通信によると、習氏は活動報告を行い、「中国の特色ある社会主義制度の改善と統治能力の現代化」に関する決定案について説明した。
米国との貿易戦争は中国経済に大きなダメージを与えており、18日に発表された7~9月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.0%増で四半期ごとの公表を始めた1992年以降で最低を更新した。アフリカ豚コレラのまん延で中国人の食生活に欠かせない豚肉価格の高騰も追い打ちをかける。体制内で「このままでは習氏に対する不満が拡散しかねない」(党員)という懸念が広がる。
一方、習氏は「内部の不満」に強硬姿勢で臨んでいる。10月初めの党理論誌「求是」によると、習氏は党幹部への演説で「内にやいばを向け、毒を断つためには腕を切り、内部で起きる災いを防ぐ」と訴えた。演説が行われたのは昨年1月。建国70周年の軍事パレードを終えた直後に苛烈な表現の演説内容を明らかにしたのは、4中総会に向けて「不満分子」をけん制する狙いがあったもようだ。
上は 摘まれる 用心 大事
ねーー何処の国も 大変 ですねーー
何処かで 何か起きないと 終わりませんよ