8年前 テレビから流れてくる あの悲惨な状況を見た。
休みが取れず、ようやくボランティアに行けたのが 震災の2年後だった。
飛行機やヘリや車が 目の前を流れていた仙台空港は、すっかりキレイなっていた。
すごいな! 人間の力って…
でも レンタカーで南三陸へ向かう途中 松島→石巻→女川を通っていくと、
道路を走っているのはダンプカーばかり…アチコチで瓦礫を集めた大きな山ができている。
1個の山に ショベルカーやユンボが10台以上張り付いて作業していた。
仙台から離れていくと、家が何もない景色が続く。(津波で流された…)
ようやく プレハブに セブンイレブンの薄っぺらい看板を貼り付けたコンビニを見つけた!
ところが…向えを見ると
ほとんどの家が流され 基礎だけが残っている。 ここは海から遠い 山の側なのに…
この光景は ずっ~と続いていた。。。
ナビを頼りに…「次のT字路を右折です」と言われても、どこもここも 真っ平らで何もない!
家があったであろう区画の角に お線香や花が アチコチに立っている。
胸が締め付けられた。。。
そして 南三陸にあるホテル観洋に着いた。
ここの女将:阿部さんは、震災で自分のホテルも被害を受けたにも関わらず、
被災者のためにホテルを開放し、結果 600人もの人がここを避難所にした。
その 細かい活躍は こちらで。
ボランティアの人間は 半額にしてくれ とても助かった。
可愛いカモメ君が お出迎えしてくれて、ホテルで買ったえびせんをあげたら、
美味しそうに ポリポリ食べていた。
と思ったら、あれよあれよと20羽位集まってしまい、慌ててかっぱえびせんを買いに走った。
これが 名物らしい。
このカモメ君たちの向こう岸に、最後まで「避難してください!」と放送し続けた
3階建ての防災庁舎の鉄骨が見える。
8年経っても仮設住宅で 3,000人以上が生活している。
復興は まだまだ 終わっていないな。。。