hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

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(^_^)私はとっても普通の人です。

寅亭

2017-02-13 22:28:47 | 日記
今日は、時間をつくって、
焼き肉「寅亭」へ行ってきました。

先日、店長が、こちらのお店にいらっしゃいまして、お話をしました。

そのとき、顔晴ってやってる様子がまざまざと伝わってきましたので、ぜひ一度はお店に行きたと思ってました。

ちょうどタイミングよく、本日行くことができました。(^_^)






どれも美味しいく、最高でした。
また、行きた店です。(^_^)

監督の心①

2017-02-13 14:24:45 | お話
監督の心①

日本ハムファイターズ栗山監督インタビュー


(昨年は日本シリーズで広島東洋カープを降し、監督就任5年目にして初の日本一、おめでとうございます)

🔹ありがとうございます。

(シーズンを終えて、いまのご心境はいかがですか?)

🔹正直なところ、心配なことばかりですね。

というのも、日本一という頂(いただき)に立った時に見えてきた景色というのが

想像していたものと全然違っていて、

野球で勝つために必要なことや、

いまのチームに足りないものといったことばかりだったんですよ。

(つまり課題がより明確になったということでしょうか)

🔹ええ。我われは日本一になりましたが、

日本一のチームになったわけではありませんからね。

そんなわけで日本シリーズが終わった時点では、精も根も尽き果てヘトヘトになっていたはずなのに、

2日もするともう野球のことをばかりを考えていた(笑)。

日本一なれたことで確かにホッとしましたけど、

優勝の喜びというのを味わったとすれば、その一瞬だけでしたね。

(喜びは一瞬だけだと)

🔹日本シリーズで勝ち切った後のインタビューが非常に冷静だったとよく言われるんですけど、

僕は試合に勝って嬉しいというわけじゃないんですよ。

それよりも、例えば日本シリーズ第5戦で西川遥輝(はるき)が9回裏にサヨナラ満塁ホームランを打ちましたよね。

遥輝にはそれこそ超一流選手になってもらいたくて、シーズン中は登録抹消という荒療治をしたこともありました。

もともと能力の高い選手なだけに、何とか遥輝らしくなってほしいという思いがずっとあったんです。

それがようやくシーズン終盤になって結果を出すようになって、

ここぞというところで打ってくれた。

その日の勝利監督インタビューで少し涙ぐんでしまったのは、

遥輝が頑張ってきたことを野球の神様が見ていてくれたんだなって思ったからなんです。

(常に選手の成長を見ておられるわけですね)

🔹この選手はこんなふうに成長するんだっていうイメージは常に持っています。

もしくは、こういう野球ができるはずだって。

もともとプロの世界に入ってきた選手には、皆ものすごい能力がありますからね。

でも例えば調子が悪いとか、何らかの理由でそれができない。

僕はキラキラするっていう表現を使うんですけど、

グランドの中で自分らしくプレーできている選手というのはキラキラして輝いています。

その姿にファンの人たちは憧れを持ち、子供たちは夢を持つ。

だから僕の役割は、選手たちをそういう存在にしてあげることであって、

選手全員が自分らしくプレーできれば自ずと優勝できると思ってやってきました。

(ペナントレースでは、首位を独走していた福岡ソフトバンクホークスとのゲーム差11.5を覆しての見事な優勝でした)

🔹シーズン中ずっと大切にしてきたのが、

「真に信ずれば、知恵が生まれる」

と言う、僕が尊敬する経営評論家で、古典にも造詣の深い井原隆一さんの言葉でした。

特にシーズン前半は苦しい戦いが続きましたけど、

そんな状況にあっても、

「優勝できたらいいな」

と思っているのと、

「絶対に優勝するんだ」

と信じているのとでは、考えるプロセスが全く違ってきます。

自分はいまどんな手を打てばいいのか、

何をしなければいけないのかという具体的な知恵や発想というのは、

やはり本気で「優勝するんだ」という強い思いがなければ生まれてきません。

去年のペナントレースに関していえば、本当によく考えました。

そうやって導き出した采配が当たる度に、あぁ、まさに井原さんの言っているとおりだな、と感じていました。

(特に印象に残っている試合はありますか?)

🔹優勝したチームには、必ず一つや二つはミラクルな勝利があると言われていますが、

去年に関しては結構多くありました。

その中から1つ挙げるとすれば、大谷翔平が投げてリーグ優勝を決めた試合ですね。

残り2試合で優勝マジック1という状況で、

ここまで来たら勝ち切らなきゃ意味がないと思っていたのですが、

その勝ち切るということがいかに難しいことかも実感していました。

試合に臨むにあたって、最も悩んだのが、

打撃力も期待できる翔平を打席にも立たせるのか、

それともピッチャーに専念させるかでした。

その時も「きょうは必ず勝つ」という前提のもと考えに考えた末に頭に浮かんできたのが、

「翔平が0点に抑えれば勝つ」という具体的なイメージでした。

それでその日は、ピッチャー1本に専念させたんですよ。

(大谷選手はその試合で、相手チームを完全に抑えましたね)

あの日の翔平のピッチングは神憑っていたという人もいますけど、

よくあの状況の中で被安打1で完封してくれました。

やはり歴史というのは勝者のものでしかなくて、いくらいい戦いをしても敗者の歴史はありません。

それだけに選手たちが必死になって頑張ってきたことを優勝という形で残してあげられたのは、すごく嬉しかったですね。


(来年に向けて、いま何が1番必要だとお考えですか?)

🔹それは監督である僕が成長することです。

いまも選手たちが次のシーズンに向けてトレーニングしていますが、

僕にとってのトレーニングは勉強することなので、まずそれをしっかりやる。

僕が少しでも人として成長すれば、

選手たちが成長のきっかけを摑めるために、何をしてあげればよいかという判断を、間違わずに済むと思うんですよ。

もちろんチームに足りないものはいっぱいありますけど、

自分の中に足りないものもまだいっぱいありますからね。


(「致知」3月号 栗山監督インタビューより)