hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

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頭の中の世界地図

2017-02-01 22:38:18 | 心のつぶやき
🌍頭の中の世界地図🌏


頭の中のデータを変化させる

あたまの中は、世界地図と同じ。

一度覚えればいいんじゃない。
常に書きかわるんだよ。
それが現在を生きるってこと。

過去の世界地図を覚えてる人、いるよね。

でも、現在も同じですか?

違いませんか?

特に、ソ連があった頃と。😁

世界は変化してるんです。

それと同じように、頭の中も変化させる。

古いデータは役に立たないんですよ。

もう。(歴史の役には立つかもしれませんが)

現在は、常に動いている。

なんでも、
現実に合わせて、書き変え、覚える。

それが、

これからの、スムーズで、シンプルな頭の使い方です。(^_^)

妻への手紙

2017-02-01 16:12:17 | お話
✉️妻への手紙✉️


私どもは相対の世界に生きています。

男・女、勝つ・負ける、若い・年とっている、敵・味方とか。

こういう相対の世界に生きています。

昔、川端康成さんがノーベル文学賞受賞された時、記念講演があったんですわ。

昭和43年ですから私の20代の時です。

その時の演題が、初めは「美しい日本と私」やったんです。

それを川端先生は「美しい日本の私」と変えはったんです。

相対の関係ではなく「一体」という意味にしたんですね。

相対の世界では、もめ事や争いが絶えません。

1番わかりやすいのが夫婦の関係ですね。

ご主人が

「俺の言うこと、何でお前は分からんねん」

と言うと、嫁さんはどう言いますか。

「私の言うことを、何でお父さんはわからへんの」

と言って喧嘩になります。

正しいもの同士だから喧嘩になるのですよ。

「俺が悪かった」

「いや私のほうが悪かった」

とお互いに言い合っていたら喧嘩にならしませんねん。

2人が一体になることが大事なんです。

11月22日は「いい夫婦の日」です。

その日に、奥さんからご主人に、

または、ご主人から奥さんに宛てたラブレターを募集して、まとめた本が出ております。

その中から1つ読んでみます。

ご主人が奥さんに書いたお手紙です。

「君と結婚して30年余り、いろんなことがあった。

僕にとって中でも忘れられない思い出は、

まだ子供が小さかった頃の夫婦げんかだ。

若気の至りで小さなことに腹を立てて、

『お前なんか実家に帰ってしまえ』

と、家から追い出した時、

君は泣きながら出て行ってしまったね。

がらんと寂しくなった部屋で心配そうに見上げる子供たちの顔を見つめながら、

やがて君の実家からかかってくるであろう電話にどのように対峙しようかと、

あれこれ考えあぐんでいたとき、

かかってきた電話口から流れてきた声は、

『もっと自分の女房を大事にしろ』

という聞きなれた、僕の親父の怒鳴り声だった。

そうか、君は自分の実家ではなく、

僕の実家に行ったのですね。

まだ若かった君が、悲しみの中で取った咄嗟の行動に、

君の本当の優しさ、賢明さを知る、完敗した。

その時、僕は決心した。

君とはもう喧嘩はしない。君を一生大事にしていこうと、…。」


この夫婦、初めは「相対」やったんです。

喧嘩して奥さんが自分の実家ではなく、ご主人の実家に帰らはった。

それで、ご主人のお父さんの怒鳴り声が聞こえてきた。

そこで初めて、ご主人がはっと気がつかはったんです。

ここで両者は「一体」になったんです。


皆さん、三角形の絶対的条件って知ってますか。

一辺が長いとか短いとか、そんなことではありませんね。

それは相対的なものですわ。

絶対的条件は内角の和が二直角、180度であること。

これを外したら、三角形でなくなる。


人が生きていく中で絶対はずしてはならないもの、

絶対的条件とするものは何か。

それは、やっぱり、命の尊さでしょう。

命の尊厳です。

共に生きて、共に老い、共に亡くなっていくという、この命のメカニズムを1つの思想にまとめたのが仏教ではなかろうかと思うのです。

政治も、経済も、教育も

「一人ひとりはかけがえのない尊い存在である」

ということが基本になかったら、あり得ないのです。

この命の尊さに目覚めていくことが、

ゆがんだ私たちの心を、

正していくのではなかろうかと思うのでございます。


(「みやざき中央新聞」H29.1.30 森さんより)


賢く奥さんで、いい手紙ですね。(^_^)