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書くこと

2022年11月03日 23時14分55秒 | 鹿児島発
書くこと

 76歳の後期高齢者まで、たくさん書いてきた。

小学中学校時代

 私はどちらかと言うと理数系であった。そのために国語は好きでなく、作文を書くのは苦手であった。数学の幾何が大好きであった。
 高校に入って、テレビが好きで勉強をしなくなり、数学に遅れをとった。そのために、大学は文系の法学部であった。

裁判所時代

 大学を卒業した、昭和45年に裁判所に就職した。
 裁判所では、書記官とした法廷の証人尋問調書を作成した。証人尋問などは、多いときは数人、2時間も3時間とあり、多いときは証人調書を10~20枚と作成していた。
 書記官の最初のころは、証人調書は万年筆で書いていた。当時に1万円もする有名なパーカー万年筆使っていた。パーカー万年筆は滑りが良く書きやすい万年筆であった。  
 証人尋問調書作成での失敗は、書き損じである。最初の2~3行で書き損じた場合には、書き直すであるが、1枚の最後の方の書き損じは、新たに書き直すのは大変なので、訂正印を使った。
 調書に赤い印鑑の花がたくさんあることは、書記官として不名誉なことであり、書き損じしないように注意が必要であった。
 また、文字を綺麗にかけるかも問題であった。私は、何とかクリアーできた。

ワープロ時代



 平成元年ころから、ワープロが普及してきた。キーボード打って文章を作成した。入力は、ローマ字入力、かなり入力、親指シフトの3つの方法があった。
 ワープロは、非常に便利な機械であった。私は、ローマ字とかな文字入力の両方ができた。それは、高校時代に3年間英文タイプライターをやっていたのが役に立ったのである。
 ワープロは便利であったが、ほぼ調書が完成の間際に電源が落ちて、何時間もかけて作成した証人調書が全部消えるというアクシデントに何回か見舞われた。全部が無駄になり、泣きたくなる気持ちであった。

パソコン時代

 時代とともに、ワープロからパソコンに進化していった。ワープロは消滅して、今はパソコンで文章を作成するのが一般的である。
 一太郎のソフト使って、簡単に文章が作成できた。いったん打った単語を記憶してくれて、一字打つとすぐに記憶の単語が出てくる。実に、便利な機能である。

音声入力

 裁判所では、30年位前に、証人調書の音声反訳制度導入の実験を始めた。録音した音声が自動で文章作成できるのである。しかし、当時は、録音反訳機械の精度が悪くて8割位の精度しかなかった。使い物にならなくて、裁判所は採用できなかった。

 現在は、音声入力の精度は95%以上である。スマホのGoogleの検索などは、音声検索で簡単にできる。
 私は。3年前からgooブログを書いている。最初は、キーボード入力をしていたが、今は、IPadで音声入力で記事を書いている。精度もよい。文章を全部作成した後、校正をする。楽に文章が書ける。
 時代の流れで、書くことがこんなに簡単になってきた。

毛筆
 昔の人は、筆で文章作成した。
 裁判所の調書、判決分など毛筆で書かれている。実に、達筆である。
 
 明治維新の偉人西郷隆盛は、たくさんの書を書いているが、非常に達筆である。昔の侍は、筆が達筆であることも要求されたのであろう。




将来の展望

 将来は、書くことがどのように進展していくのだろうか?
 興味がある。


 

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2 コメント

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Unknown (wada67miho)
2022-11-04 05:10:02
hidey13さま

とてもいい話を読ませてもらいました。僕はスマホで原稿書いてますが、パソコンと比べて、とてもまどろっこしいです。これからは音声入力で書きたいと思います。試しに、今これを音声入力してますが、本当に簡単にできますね。よし、これから音声入力だ。有り難うございました。
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Unknown (hidey13)
2022-11-04 16:21:17
Wadaさんへ
コメントありがとうございます。
音声入力は非常に便利な機能です。ぜひこれから活用してください。
返信する

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