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電験1種・2010年2次試験 (模範?)解答・その2

2010年12月09日 21時14分11秒 | 

 

電験1種 電力・管理 問2

 

代表的な調相設備のうち、電力用コンデンサ、同期調相機および静止形無効電力補償装置(他励式SVC)について、各装置の仕組み、調整方法、電圧調整や安定度への効果、電力損失及び保守性の観点から特色をそれぞれ述べよ。

 

 

 

電力用コンデンサ

系統に流れる遅相電流による遅れ無効電力を消費する調相装置。 

コンデンサ本体 とコンデンサが線路から切り離されたときの残留電荷を放出するための放電コイル、突入電流を軽減するための直列リアクトルから構成される。

重負荷時の遅れ無効電力を吸収し、系統電圧の低下を防ぐ。

夜間など軽負荷時に系統電圧が上昇するような場合には電路から切り離される。

補償すべき系統の遅れ無効電力によりコンデンサを切り替えて段階的な調整となる。

構造が簡単で保守も容易である。

 

同期調相機

構造は同期電動機と同じであり、これを無負荷で運転する調相装置。

同期電動機は無負荷運転で界磁電流を連続的に変化させると 電機子電流が遅相電流から進相電流へと連続的に変化する(V字特性)。 この特性を利用して調相設備としている。

応答性が良い、進相から遅相まで連続的に調整できるといった特徴をもつが、構造が複雑、保守が面倒といったデメリットがある。

 

静止形無効電力補償装置(他励式SVC

サイリスタの位相制御によりリアクトルに流れる遅相電流を連続的に変化させ、並列に設置された電力用コンデンサを流れる進相電流との合成電流で、系統の進み無効電力、遅れ無効電力を連続的に調整する調相装置。

調相機能としては同期調相機と同じであるが、より応答性がよい。

稼動部分がなく安定で保守が容易である。

 

 

この程度では70%程度のできかな?

 

 

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