僕が人生で初めて 自分で育てた
黒米
無農薬 無肥料 不耕起 で
山の 自然の営みにより 元気いっぱいに 育ってくれた
宝物の
命
本当に 嬉しいなぁ・・・。
ありがとう。
二年目の 秋のひだまり農園
二年前の 初めてのじゃが芋からはじめたんだよなぁ~
最初は ただ 土をほじくり そこに芋をおいて
ただそれだけから 始まったんだ。
それをその時は 自然農法とか
意気揚々と 言っていた自分が何だか 懐かしい
それから 耕してみたり 草を漉き込んで見たり
畝を作ったり 放置したり
草で作った堆肥を入れてみたり
とにかく 色々と
試行錯誤の連続
畑で お野菜と関われば 関わるほど
現われてきたのは
自分のその時々の 心の中だったなぁ・・・。
自然農法!? 循環農法!?
本で読んだり 他の畑を見に行ったり
すればするほど
何だか 迷っていった気がする。
そしていつも行き着く所は・・・。
自分があれこれやるよりも
お野菜を見つめ 声に耳を澄まし・・ ただその美しさと 自然の流れに
ただ 感謝して 育てられているのは
自分だったなぁ
今やっと少しずつ 自分の畑のスタイル見たいのが
見えてきたんだぁ
畝を作ったり 整然と区画した 大地に種を降ろし 草をただ生やすのではなく
この畑と言う大地に 僕の、 お野菜と関わる空間を 表現していく
まずは 僕らが歩く 道を描き
角を作らず どの方向からでも お野菜さんと 触れられる サイズで
空間をお庭のように 分けていき
その大地は耕さず そこに生まれてきた草達の命を還していく
ここは今、かぶさんと 春菊さんが 育ってきている場所
この周りの 寝ている草は 後から敷いたのではなく
草を何度も何度も 還し 雨が降るたびに 踏み込み
重ねてきた 亡骸の層なんだ・・・。
ほじくると 下のほうは 多くの微生物君たちの働きで
土になってきてる
本来は草の形が完全になくなり 土になった状態で初めて
種お降ろすのが ベストなのだと思うけど
・・・やはりお野菜を 作りたくて
とった方法は
草をほじり 完全に土になった部分まで 一部を開け そこに種を降ろす
完全でない途中の状態の層に 種を降ろすと
虫さんたち にいっせいにやられる
堆肥を使うときに 未熟な状態でつかうと 亜硝酸が発生し それを分解して 解毒するために
虫さん達が命を懸けて 食べてくれるのと同じ 理由だと思う
ここはまだ 新しく作り出した場所なので 亡骸の層がまだ薄い場所
ここには わけぎさんに生きてもらっている
ここには 聖護院大根さんと わけぎさん
ここは ほうれん草さんの 種を降ろしたんだ
黒っぽく見える部分にね
ほら 芽が出てきたよ
お野菜さん達が
生まれてくる瞬間は 本当に美しく
毎回 感動に包み込まれる
本当に
素晴らしい瞬間
ここはずいぶん時間をかけて だいぶ層が 出来てきた場所
大根さんと 春菊さんと 小松菜さんが
育っているんだけど
とにかく元気で 虫さんもほとんど 食べない
今までで 一番 いい感じ
まるで野草のように 自然に育つ 小松菜さん
これが自然な農法 自然農法になりつつある
手ごたえ
大根さんも まるで野草みたいに
大地に溶け込んでいる
お野菜さん達は 農薬や化学肥料 そして有機肥料も入れずに
自然農で育つと 色が淡くとてもきれいな 優しい表情を見せてくれる
色が淡く薄いほうが 光合成の能力も高いらしい
春に収穫した じゃが芋さんを種芋にした
元気いっぱいの じゃが芋さん
親子二代目なので さらに 土地に調和してきている。
わかるかな!?
真ん中にいる 茎が 黒っぽいお野菜
これも 二代目の 紅色のじゃが芋さん
親よりも 姿がより 野草に近くなってきている
本当に自然だなぁ・・
こちらは いわゆる普通の 大きな大根さんの子供
元気いっぱい!!
わけぎさんとカブさんが寄り添いながら
すくすくと 命を育む姿に
うっとり しちゃうね・・・
ひょっこり 顔を出してる なすさん
夏から いただき続け どんどん 力強く
とにかく 元気一杯!!
化学肥料を入れると お野菜さんは
異常に早く 異常に肥大する
でも顕微鏡でその細胞を見ると 三分の二以上の細胞が死んでしまっていたり 異常をきたしているのを
見ることになる。
一番わかりやすいのは おなすさんは フライパンなどで
火を入れると、みるみる 縮んでしまう
自然農で 大地の力で育った なすさんは
火をいれても ほとんどかわらない
育つのはゆっくりゆっくり 育ち 季節の流れに沿って育つ
だから 種まきのタイミングとかはとても 繊細に 感じ取らなければ
いけないんだよね
自然農 ・・・・
お野菜さんと 自然の循環の現われ そして自分と言う存在が
自然のリズムを 音色を いかに感じるか
その自然の調和に 自分がずれると
はっきりと 畑に現れる・・・
そのお野菜さんの命をいただき 山のお水を飲み 海を感じ 玄米をいただく
その日々の自分自身のスタイルが
自然と調和すればするだけ 畑はより美しく
自然農というスタイルを 表現し始める
全ては
自分自身と自然との調和しかない気がする
これからも 少しづつ 自分のリズムと 自然のリズムを
織り成して生けるよう
畑に山に 海に
触れていこうと思う。