ただ タブの木さんの大地に 寝そべって。
空を見上げる・・・。
眼を瞑ったり 明けたり。
眼を瞑ると 大地を感じ、風の声で 山の音を聞き
調和へと 導かれて行く。
眼を明けると タブの木さんの 枝が空へと伸びる
黒と白のコントラスト
陰と陽・・・。
一本一本の枝に、それぞれの 命を感じる。
そして 枝同士は まるでパズルの様に、譲り合い 調和を取り
大きく重なることなく 空の白に しっかりと 水墨画のように
模様を描く。
まさに調和。
そんな事を 感じながら さらに シンプルな状態に自分が入ると
そこには、ただ、呼吸するだけ
そう呼吸だけを感じる
呼吸 それが 全てなんだね。
光 水 呼吸・・・・。
呼吸がより深く穏やかになった、その時
何かが来る・・・、知らない何かがくる 何だかそんな気がしたんだ
ゆっくり眼をあけると、自分のすぐ目の前の
タブの木さんの 根元に、茶色い 耳がぴっとたった
野うさぎさんが こっちを真っ直ぐ 見ていたんだ
バンビみたいだった 。
黒くあまりにも澄んだ 眼
あまりにも 純粋な命に見つめられた感じだった
そこには
純粋な命の輝きだけが 存在していた。
30秒ほど向かいあい 何かを僕に伝えてくれた
そして 去っていったんだ。
あまりにも純粋な 命だった
嬉しかったなぁ~ またあえるかな。
自分が 調和へと導かれ
一切の煩悩から離れた時 また 会いに来てくれる気がする。
ありがとう うさぎさん・・。
そして タブの木さんの 大地に視線を合わせると・・。
以前来た時に なんとなく 蒔いたほうれん草の芽が、出てたんだ。
美しい ほんとに 美しい
ありがとう 君は 山の大地で どういう姿に 成長するんだろう。
何年か前までは 季節も僕ら人間側から 感じていた。
春 夏 秋 冬
暦 と 暑さ寒さを 照らし合わせる 時の流れだった。
季節は 調和の現れ
大きな地球が 星星たちと 繋がり
呼吸している 現れなんだね・・。
命の循環 絶妙な調和の現れ
そこに全ての生き物達 命たちが 影響し合い 調和をとっている
なんて 素晴らしい 地球の調和
命の輝きなんだろう。
僕ら人間も 季節と言う 命の鼓動のリズムに
あわせて 調和と言う 輝きを 奏でよう
心から今 呼吸が出来ることに 命の輝きに
ありがとうと 言いたい。
さあ 明日は 満月だ。