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日日不穏日記gooブログ版

ティーカップ版で18年続けてきましたが、サービス終了に伴い、移転しました。

閉山35年。今も・・・

2006-09-25 21:02:54 | 身辺雑記
 いやぁ、よく寝た。廃墟探索に加えて、万座温泉でゆっくり浸かりすぎたせいかもしれない。多少不眠気味だったのがウソのように深~く熟睡。おかげで配達中のエンジンのかかりもいささか・・・o(_ _*)o!
 さて、昨日に続いて小串鉱山の話を。この廃鉱山に惹かれるのは2000mという独特のロケーションとその場所ゆえに全く野ざらしになって朽ち果てていく廃墟の魅力にあるんだろうと思う。
 高地ゆえに天候は変わりやすく、土壌が硫黄ゆえに特に雨の後は足場が悪いし、起伏も結構ある。今まで5回行って、晴天だったのは1回だけだったからねぇ。周囲が晴天でも、鉱山のある毛無山近辺は濃い霧に覆われてるなんてことは日常茶飯事。気をつけないと遭難しかねないから、視界の悪い時は駐車場近辺から多少入るくらいで、探索は諦めてるんだ。





 現地の組合員さんにも聞いたけど、この辺は熊が出ると言うし、決して安全な場所とは言えない(小串硫黄鉱山跡)。ただ、他の廃墟と違って、私有地で表立って入るのが困難だとか、通報されるとかの心配はないし、現地まで徒歩15分の場所まで車で行くことは可能(ガードレールが一部なくなってるけど)だし、舗装されてるので、長野から車で約1時間というアクセスもあって、格段に行きやすいのは間違いない。
 まぁ、天候に気をつけて、それなりの装備で行けば、危険は少ないんじゃないかな、とは思うんだけどね。快晴の日に行けば気持ちいいよ、絶対!
 今月も須坂市が現地見学会をやってるとか、去年歴史シンポジウムが開かれてるとか、閉山から35年経っても関心は高いのは正直驚き。いやぁ、時間が許されれば行きたかったなぁ。これを機に、小串鉱山の歴史をもう一度まとめることをやってもらえないだろうか。閉山10周年記念誌として編まれた『小串鉱山史』(銀河書房)が唯一だからねぇ。手を尽くして探してるけど、今は古書サイトでも手に入らないし、手元にあるのは残念ながらコピー。入手する方法はないだろうか。

霧の廃墟“小串鉱山”へ徘徊行

2006-09-24 18:40:50 | 身辺雑記
 お彼岸の墓参りを済ませて、この晴天で諦めかけていた硫黄鉱山・小串鉱山に行きたいって言う気持ちがメラメラと再燃。今までだったら、そんな元気はないし、用事がないならウチでごろ寝して本でも読んでればってとこなんだけれども、ここ2年引き寄せられるようにこの時期に車で1時間かけて、何度も繰り返し行くのは、この鉱山廃墟になぜだか分からない特別な“思い”がどっかにあるんだろう。
 昼飯を食べ、どういうわけかカズヒロ君も行くという。あんな何もない2000mの高地まで行こうというヤツも何だかな~ってとこだけど、ついていくやつも行くヤツだ。同罪だよ(何が?)∑( ̄口 ̄)!
 小串鉱山は高山村から万座温泉に行く道を途中で右折。鉱山はそこから10分ほど走ったところにある駐車場に車を停め、歩いて15分ほどのところにある(周辺図)。





 その途中に湧き水があって、いつの間にか「ジロー清水」って名前がついている。何だい、ジローって?今日行こうって思ったのは、小串周辺の被写体にスティッチも入れて写真撮ってやろうと思いついたから。よく廃墟の写真でフィギュアとか入れたりするのがあって、「それは廃墟への冒涜だ!」と思ってたのにやってみると、くだらなくて面白いんだ、これが。









 結局、視界も悪くて、小串まで行かず、入口の駐車場近辺の写真を撮った程度。小串の近くはすぐ霧が巻いて、快晴でないと探索はタイヘンなんだよ。霧が巻き、風が強い中、立ち尽くして「やっぱここはロストワールドだよなぁ」って、しばし感慨に。こんな悪天候の中、小串に向けて降りていく人もいる。駐車場に一台だけ置かれていた車の持ち主に違いない。廃墟フリークなのか、あるいは自殺志願者なのか。ついそんな想像をしてしまうほど、ここの空気は他とは違う。



 体が冷え切ってしまったんで、分岐店まで戻って、そこから15分ほどの万座温泉へ。万座プリンスホテルでしっかり温まる。硫黄の匂いも心地よくて、ここの温泉は僕の中でも文句なしで一番って断言しちゃうね。ホント気持ちいいよ、極楽極楽yellow19
 「失われた世界」と「極楽」の取り合わせかぁ。たぶん来年も来ると思うよ、きっと。

※PS:小串鉱山については確実に訪問した内容を掲載するサイトも増えていて、検索するたびにびっくりさせられてます。撮影した動画をDVD化して無償で配布するなんてところまで(関連サイト)。さっそく申し込まなくちゃ。
 それから、売れるのか?って書いたエヌケーソフトでも第二弾を発売する とか。これまたビックリ!買うな、たぶん。

ブログと本棚

2006-09-23 17:19:25 | 身辺雑記
 今日は一仕事のあと久しぶりに広徳の湯へ。最近外湯にはトンとご無沙汰だったし、どちらかといえば鄙びた温泉が好みで、スーパー銭湯に行くなんていつ以来だろう?それでも身体の疲れを癒すには充分。温泉だったら逆にきつすぎるかもね(☆o☆)。施設内のラーメンもなかなかの味cat。ウチに帰ったらグッタリ・・・疲れたよ。ま、体の疲れだからね。精神的に参ってるのとは違うから、いいか。
 昨日買った『A級戦犯』を読了。同じ著者の『知りすぎた、私』(東邦出版)の続編だけれども、「暴露本ではない」とはいうものの、ユークスによる新日プロの子会社化は、巷間言われるような敵対的買収に対するホワイトナイトなどというキレイ事ではなく、大株主である猪木が事業の資金繰りに窮し、持ち株を売却して資金調達しようとしていたのを、ビジネスで関係の深かったユークスに新日プロが泣きついて買い取ってもらったというのが真相であると書く。こう明言したのは、本書が初めてじゃないだろうか。読めば読むほど、こりゃ新日プロはダメだ・・・って絶望的な気分になるよねぇ。



 ま、プロレスの世界なんて、ビジネスとしてのエンタメという発想から一番遠い<個人商店>だから、コンサルタントやってる著者からすれば、批判するところなんていくらでもあるだろうね。
 続いて日垣隆『知的ストレッチ入門』(大和書房)を読んでるところ。「とりわけ、35歳以上でブログを始めて嬉々としている方々は、小遣いの多くを本代に費やしてしまい書物の置き場所に困っている人々に違いありません」(P.143)はいはい、そうですよ。っていうか、日垣さん、あなたのメルマガの読者にそういう人種が多くいるじゃありませんか。年会費1万円も有料メルマガに払うんだからさ。
 ええと、ご指摘の通り、本の置き場所に困ってるので、眠い目をこすって今、処分する本のピックアップやってます。本の選り分けやってると、読めてない本が次から次へと出てきて積読の山にうんざりだわ。それでも本を買っちゃうんだけど。


脅しと誇張

2006-09-22 19:01:50 | 
 ここのところなかったほど体調がいい。アタマはすっきり、疲れもない。1班目の配達から元気元気。本当はこういう状態なのが当たり前なんだけどね。けど、昼飯を食べたあとヘロヘロ状態に(-"-;)・・・。これはメンタルじゃないな、加齢だぞ、これは。それはそれで問題だと思うんだが。
 新聞広告で見つけアマゾンで買おうと思ってたパトリック・マシアス『オタク・イン・USA』(太田出版)が帰りに寄った平安堂川中島店で見つかり、思わずレジへ。今はまともに分厚い本を読む気力が湧かんのよ。本当なら『逝きし世の面影』とか、『<民主>と<愛国>』とかさ、大部の歴史モノを読みたいところなんだけどね、今読めんのは、サブカルが精一杯だわ。



 ついでに前新日本プロレス社長の草間政一氏の『A級戦犯』(宝島社)に日垣隆『知的ストレッチ入門』と3冊まとめ買い。
 ベストセラーとは「誰も買わない本である」「数十万人単位の誤解に基づいた消費行動」とか言われるけど、要は周囲の誰も買わない本だね。 僕も買うことは買うけど、いくら立ち読みしても買う気になれないのが、『バカの壁』、『国家の品格』とか最近じゃ『美しい国へ』。恥ずかしいよ、レジに持ってくのが。牛乳有害説の文脈で紹介した『病気にならない生き方』もそう。食の損得感情●話半分に読む「病気にならない生き方」を読むと、この本、まるっきりトンデモってわけじゃなさそう。ま、伝統的な日本食を理想的なものとみなすなんてのは、それはそれで妥当な(ある面理想にしたい)食生活と僕も思うんだけど、そういう自分の理想とする生活を正当化するために“誇張や脅し”を本の中にちりばめるという手法をやってるんだね、この筆者は。それは同じようにベストセラーになった『食品の裏側』にも共通すること。それをやらなきゃ、真っ当な食育の本として流通したはずなのに。

一日20時間寝まくったら…

2006-09-21 21:31:55 | 身辺雑記
 こうやって毎日携帯で撮ってる写真に何か意味があるのかというと・・・別に意味はないんですねぇ、実は。下のネコは配達中に車の上で日向ぼっこをしてて、ずうっと視線が合って睨み合ったので、そのまま写真に撮っただけで。それ以上の意味はなんにもナイ。なかなか凛々しいじゃないかキミ。
 今週発売の「SPA!」に面白い記事が載っていた。「人間関係に疲れ退社→一日20時間の寝まくり生活→半年後に……!!人生[降り組]たちのその後 誰もが一度はやってみたい“現実逃避ライフ”実践者の顛末とは?」・・・ううん、やってみたいような気がするなぁ、現実逃避ライフ。
 が、「体重は15kg増え」「体力は落ち」「不眠症に」さらに「言語障害がプラス」・・・施設に入所して統合失調症だと判明・・・(-.-)zzZ。まぁ、人生降りちゃった実体験の紹介多数。





 格差社会だ、再チャレンジだ、とか言っても、日本はまだまだ豊かな国。それでもパラサイトしてれば何とか生きていけるんだから。もちろん、そんな勝手がいつまでも通用するわけはないんだけどね。ここで紹介されてる人も例外なく、気楽さを謳歌しても、将来の不安に苛まれてるわけで。
 20時間寝たいとは思わないけど、平日、快晴だったら、休みを取って温泉に浸かって、廃墟探索三昧の優雅な(?)時間を過ごしてみたいなぁ。え?ただ、平日好きな時に休暇を取ってみたいと思ってるだけで。
 無理無理。生協は年間通して月曜日から金曜日まで配達と決まってるんだから。将来の不安に苛まれながら、引き籠ってたらいくら横になってても疲れるだろうなぁ。逃避したいって気持ちが、これ読んで逆に萎えました。あはは・・・yellow6