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『嫌韓流』は“買ってはいけない”? 読んでないのにさらに論ず

 一昨日の日記で紹介した『嫌韓流』。すでにアマゾンでは売り切れ。4~6週でお届けしますって表示が。要は出版社が増刷しなきゃ届けられんってことだろ。帰りに川中島の平安堂とTSUTAYA寄ったけど、在庫なし。3万部の初版が売り切れ、1万部を急遽増刷とも聞くけどね。ネットでの大反響に反して「朝日、読売、産経(!)」など主要紙が広告拒否だそう。言論弾圧だぁ!って言い回しもあるだろうけど、ネット発のブームっていうか、ネット内から広がってないわけで、これが何十万部のベストセラーに広がるかはネットの影響力の試金石になるんじゃないか・・・という点で興味津々。「電車男」みたいに映像媒体に広がるってことは絶対ないわけだし(苦笑)。トンデモないこと言うって思われるかも知れんけど、この現象『買ってはいけない』(99年)とよく似てると思うんだよね。大手メーカーを名指しで批判する内容だから、既存メディア(特に新聞)はほとんど内容を検証する記事すら書けず、朝日新聞が多少書いたのと、文藝春秋が批判記事(日垣隆氏)、サンデー毎日が喧嘩対談をやったくらいであとは黙殺。結局、口コミで広がって200万部近い大ベストセラーになったわけ。今回はタイトルからしてヤバ過ぎるし、大手メディアは黙殺するだろうし、ネットのみを媒介して広がっていくんだからね(「諸君」や「正論」は喜んで取り上げるだろうけど)。そういう点で共通してるって思うわけ。簡単に言えば、“口コミでどのくらいヤバイ本が売れるか面白そう”と不謹慎にも思ってる、ということ。あるサイトの書き込みに「Oiraは全部で5冊購入予定です。1冊目・・・長男の小学校に強引に置く 2冊目・・・次男の幼稚園に強制的に置く 3冊目・・・近くの床屋にさりげなく忘れていく 4冊目・・・裏のコインランドリーにそれとなく置いておく 5冊目・・・当然の自分用 ってな感じです。当面は入手することが最優先なわけでして、なんらかの行動は未定っす!」って書き込みあって笑った。何冊も買って周りに配るってのも『買ってはいけない』でもあったしなぁ、その点もよく似てるわ。読んでないのにいうのもなんだけどね、話題になる割に本は案外つまらない気がする・・・【嫌韓流を読んだ】には「初心者向けの入門書といった方が適切か。「嫌」という攻撃的なタイトルは語呂と話題性を考えてだろう。どちらかと言うと、それにあまりそぐわない優等生的なものだった。事実をつきつけるだけで強い意見がないから、読んでいて物足りない。要するに、結論はあっても意見らしい意見がない。『韓国は捏造と嘘ばかりだ!これが真実だ!だから!』『だから?』『みんなで考えよう!!』(←キメの最終コマ)流れとしては大体こんな感じで各話を繰り返す。だから内容が浅いと言われてもしょうがない」←みんなで考えよう!かい。自己主張の塊みたいなゴー宣みたいにサ、「ゴーマンかまして」欲しかったな。結局、元の本より、ブーム自体の方が面白いってことになりそう。まぁ、ここまで書いて読まないのも卑怯なんで、取り寄せまで6日とあった本やタウンに注文メールを。ま、届き次第読んでこの日記で紹介するつもり。あんまり期待しないで待ってて下さいな。

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