
BLACK LAGOONのOVA4巻が届く。いよいよ、バラライカのヴィソトニキ(遊撃隊)の登場である。張との盟約を守って、キャクストンをロベルタの追撃から守って、ロアナプラを脱出させるという、元アフガン兵である姐御の一番の見せ場なんだけど・・・。

まーよくまとめたなぁ・・・とは思うのね。原作のあれだけ入り組んだ話を映像化するのは、本当に大変だと思うわけ。
“尺”の問題ね。だから、発売日が、かなり遅れたのも無理からぬところだとは思うんだ。見終わって何とか、これなら5話にまとめられるなって思ったもん。1巻見たときには無理じゃないかって書いたけど、その辺はさすが片渕監督の力量。

ただ、やっぱり、これは、1クールで放映して欲しかったなぁって思うのね。かなりストーリーを省略しているし、アフガン帰還兵であるバラライカと、刑事崩れとは言え、根っからのアウトローである張の立ち位置の違い、バラライカが裏切るかどうかの心理戦を楽しむ張の小粋さ。
その辺一つ一つのセリフが、原作じゃ、すごくいい味出してるんだけど、それが省略。

そこが、十分に時間が与えられてた1期、2期との違いなんだよねー。
まーOVAで12話とかは到底無理なのは分かってるんだ。だから、ある程度ストーリーの進行をロックが説明するスタイルで通してるよね。
あれしかやりようがないと思うからさ。

ラストで、レヴィとファビオラが喋ってるところに時間を割いてるのは良いと思う。ロックとレヴィの関係、ロアナプラの街に相容れないガルシアとファビオラってところが、最終巻の“キモ”になるわけだし。
それにしても原作とアニメの長さのバランスって難しい。

最近観てる「IS」も、原作をかなり省略して苦労してるし、逆に「学園黙示録」なんかは、尺がピッタリなんだよね。だから、時系列の入れ替えはあるものの、ほぼ原作のエピソードを取り入れた作りが出来てる。
同じマッドハウスの製作だから、余計に感じるんだ。そこが。
いろいろ好き放題書いちゃったけど、OVA化してくれてる事には本当に感謝してる、スタッフの皆さん、もうちょっとです。頑張ってくださいね。

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