長野の最高気温30.7℃、おまけに無風状態・・・ぐああぁ暑いっ。さて昨日の「モンサント・ポリス」に関する松永さんの記述について書こう。松永さんは「モンサントは警察組織を持っているんですよ。モンサントポリスが、農家の畑に入って勝手に引き抜いて、遺伝子組み換えだったら、農家を訴えているんです」という(GMナタネ自生調査)集会の発言を捉えて、「企業が警察組織を持てるはずがないのは、子どもでも分かる。実際に、モンサントポリスがどこの部署を指すのか、社員自身が、分からないと首を傾げる。それに、米国やカナダは訴訟社会である。農家が種子を買う時に「モンサント側が勝手に畑に入って生えているものを採取することを認めます」という一項がない限り、モンサントがこんなことをするはずがないのは自明だ。もちろん、こんな一項はない」と言う。ちょっと待って!まず「モンサント・ポリス」というのは“私設警察”であって警察組織ではないし、その呼び名は正式名称ではなくて、反対派が呼んでるだけ。モンサントと係争中のカナダの農家:パーシー・シュマイザー氏は一昨年出版した講演録で「カナダでは連邦警察の騎馬警察隊に属していたもの、アメリカでは私立探偵のピンカートン社というものを使っている」(要旨、『GM汚染 多国籍企業モンサントと闘うシュマイザーさんからの警鐘』P.11)と話しているし、傭兵というか、用心棒みたいなものだ。「訴訟社会だから他人の畑に入ってナタネを採取出来るわけない」という件については、モンサントの種子を買ってない農家に対して「ライセンスなしで栽培している明らかな証拠を得た」ゆえに作付けに応じた金額を支払えと要求する“ゆすりの手紙”(もちろん、これも反対派の呼称)を見れば、明らかな証拠を得るためには“無断で踏み込む”」という行為抜きにはありえないし、前述のシュマイザー氏は「訴える」と言っても、モンサントポリスは資金力の差もあって泣き寝入りをすることがわかっているから、「ご自由に」と言い放った(前掲書、P.24)、とあるからモンサントがこういうことをしているのは間違いないんだろう。松永さんも、GM問題について取材してる以上、シュマイザー裁判について知らないわけないだろうから、知っててわざと坊主憎けりゃ袈裟までで、こういうこと書いたのだろうか?むろんシュマイザー氏がまるっきりウソを言ってるとすれば話は別であるのだが。
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