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日日不穏日記gooブログ版

ティーカップ版で18年続けてきましたが、サービス終了に伴い、移転しました。

過剰反応と偏向

2008-04-08 22:15:55 | 歴史
 2回に渡って映画「靖国」について触れたけど、東條英機を主人公にした映画「プライドー真実の瞬間」と対比する指摘を見かけたので、この問題について、しつこくもう一度。

「今回、「靖国」に対して右翼が過剰反応をしているだけで、その内容は思想的なものは感じられないとの話ですが、それならば1998年5月、津川雅彦主演の「プライド・運命の瞬間(とき)」と言う映画を覚えているでしょうか?この時の反対運動はすさまじかったと言う記憶があります。しかし、こちらも東條英機とその家族を中心に描いたものだという話ですが・・・。映画労連によるダブルスタンダードについてはWikipediaをご覧ください。(また、映画「ムルデカ17805」も同じような扱いを受けたそうですが、こちらは私も知りませんでした)
 くわしくは「プライド 東京裁判 上映中止」で検索してください。決して右翼的な思想ではなく、思想に基づく対応の違いに疑問を持っている人が多くいることが分かるでしょう」(Elwood覚書

 なるほどね。「靖国」の上映中止を表現の自由への攻撃と捉えるのなら、「プライド」の上映も認めるべき、というのはもっともな話。「プライド」は映画館に見に行ったけど、あれは東京裁判批判の映画であり、“大東亜戦争肯定論”の映画でもある。そうであっても、そういう映画を見る権利も見ない権利も認めるべき。そう考えると、今の「靖国」報道は加熱しすぎてるし、偏向してるって言わざるをえないよね(関連リンク:Apes! Not Monkeys! はてな別館)。

上映するのは当然のこと

2008-04-03 22:57:20 | 歴史
 一昨日取り上げた映画「靖国」。大阪で上映することになったとか。

 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映が次々と中止される中、大阪市淀川区の映画館「第七芸術劇場」が予定通り5月に上映することが分かった。配給会社によると、現在第七芸術劇場を含む全国の十数館で上映を検討しているが、上映決定が明らかになったのは初めて。
 「靖国」をめぐっては、異例の国会議員向け試写会が開催されたほか、一部の政治団体が上映中止を働き掛ける動きを見せている。これまでに東京や名古屋などの映画館が上映中止を決めた。
 第七芸術劇場は地元商店主らが出資する96席の映画館。上映をやめないよう求めるメールや電話などが寄せられているという。
 松村厚支配人(46)は「庶民と深く結びついている映画館は、作品を見て考え、議論のきっかけになる場所。上映を求める声があるので、それに応えたい」と話している。(3日付、中日新聞)



 結局、上映出来なくなるってことは、“圧力”をかける側が批判してやまない<中国と同じになる>こと。ま、いくら話題になっても、小規模な上映に留まるだろうから、限られた人しか見ないわけだから、圧力をかけることは利益にならないと思うけどね。
 DVD化されたら、買うかな、たぶん。

早く寝なければ・・・

2008-01-16 20:27:37 | 歴史
 相変わらず、朝は眠い。センターの駐車場で仮眠zzz2、そして出勤してもまだ眠いので暖房のない冷え切った休憩室でまた仮眠zzz。幸いにして倦怠感はあまり感じず配達が出来たから、そこはほっとする。夜なかなか眠くならないで、朝眠いってのは、どういう薬の効き具合なんだろう?

 帰りの高速で東部湯の丸SAでいつものようにブレンドコーヒー(230円)を飲む。これを飲みつけるとセブンイレブンで売ってる挽きたてのコーヒー(158円)が飲めなくなってくるね。どんどん舌が肥えてくるんだyellow7



 そのSAでいつもは通り過ぎてるUFOキャッチャーにとうとう挑戦。やたらバネの効きがいい割に惜しいところで取れず、ついつい熱くなる。400円で↑をゲット!なにやってんだか。

 東京で買った南京事件本『南京大虐殺 記憶の暗殺』を読み続ける。あくまで敗訴した東史郎氏側からのドキュメントだから全面的に信用するわけにはいかないけれども、この裁判が否定派サイドから、「(虐殺派に有利な)与論の流れを変えるために勝てる裁判をしなければならない」という意図から、周到な準備を重ねて起こされたものだということがよくわかる。

 最近、南京事件の全体像を丁寧に解説してくれるページがアップされた(南京事件 初歩の初歩)。入門編としては適切だし、詳細を知りたければ、リンクページが豊富に設置されてるので実に有益。さっそく一読そのレベルの高さに驚く。南京本を読む時に逐次参照すれば理解度が上がるのは必定。これ、本当によく出来てるよ。


大人の隠れ家、癒しの場所

2008-01-06 15:24:34 | 歴史
 夜の1:30過ぎまで雑誌「世界」の特集「南京事件70年」に掲載された論文を読み続ける。当然雑誌の性格上、“大虐殺はあった”というスタンスで貫かれていて、その第一人者である笠原十九司教授のほか、中国側の研究者の論文もあって興味深い記述が多数ある。曰く、中国側の南京事件研究は80年代に入ってからであり、それまで研究されなかったのは「中国にとってあまりに明白な事実であるため、研究の必要を感じなかった」が、「日本による教科書問題の動向に強い刺激を受け、研究の必要性が叫ばれるようになった」のだという。

南京の真実

 これは日本の否定派のいう“中国から仕掛けられた情報戦・プロパガンダ”という主張(↑)と真っ向から対立するわけで、要は喧嘩を日本側から仕掛けてきたのに反撃していると受け取っているわけ。ま、いずれにしても中国側の研究も飛躍的に進んでいるというし、中国側からも未公開だった一次資料の公開が進んでいるというから、それによって研究が一層進んでいって欲しいものだと思う。
 書きたいことはまだあるんだけど、あまりにマニアックな話になるんで、その辺は略。戦争のとらえ方、人権感覚が両者に決定的な違いがある以上、議論はかみ合わないと思うね。どこまでいっても平行線。



 昨日、来週行く東京行のホテルを取り、今日は新幹線の切符(東京週末フリー切符)を取りに長野駅へ。帰りに駅近くの珈琲倶楽部寛(ひろ)に寄る。いかにも大人の隠れ家っぽい雰囲気。コーヒーカップは自分で自由に選べるというのが面白い。店内には手作りの装飾が凝っていてゆっくり寛ぐには最高の店。



 強いて難点を言えば普通のブレンドコーヒーが735円というのは少々お値打ちってところかな。
 せっかく駅前に来たので平安堂にまた行って、ちょっと黒い影が差してきたのでリラックスできるCDを買おうとあれこれ物色。結局、気に入ったものがなく断念。ヒーリング関係のネットショップでじっくり視聴して買うことにしよう。来週は土日空けるから今から担当者ニュースの原稿を書かなくては・・・さて何を書こう?

否定派が“数”で圧倒する昨今…

2007-11-24 21:25:52 | 歴史
 一段落ついて、担当者ニュースに取り掛かる。明日は一日ウチを空けるし、厳しいかなあ・・・と思いつつ、1時間少々で一気に書き上げる。食のコラムはウニの雑学。暮六つで定番というほどいつも食べてるし、おなじみの食材(リンク先)。世界の8割のウニを日本が食べてるとか、「種類と漁場によって漁期が違うため、一年中、生ウニは食べられる」なんてことは、初めて知る。産地もいろいろあるから、品質もピンきり。暮六つは、いいネタを仕入れてるんだろうな・・・ってつくづく思うし、旬の北海道のウニを一度は食べてみたいなって思う。



 夕方はウォーキングを兼ねて平安堂長野店へ。 「南京大虐殺」否定のムック2冊と33代木村庄之助の『力士(ちからびと)の世界』(文春新書)をレジへ。最近は南京虐殺否定の本の発行が次々と出されてて、数の上では否定派が圧勝。映画「南京の真実」(第一部)の完成試写会も間近。虐殺があったという側も、逐一反論していかないと、否定派が言ってることが既定の事実として認知されるのも時間の問題。僕は虐殺否定派じゃないんだけど、“虐殺派”の不甲斐なさに腹が立つ。
 ヤフオクでこれも虐殺否定の証言本:阿羅健一『聞き書 南京事件』を落札。ま、二十年前の本だけど(現在では故人となった)当時のジャーナリストや将校の証言が収録されていて貴重な一冊。ホント、否定派の本ばかり増えていくなあ・・・

 同じく落札したコープぎふのミニカーが届く。状態は良好。チョロQと思ってたんだよね、別にいいけどさ・・・。

 体重70.70kg