かみさんは晩秋から初冬にかけて麦踏の手伝いをしたという。
対して私は早春の農作業だったと主張する。
確かに 小学唱歌冬景色の二節は 麦踏を初冬の風景として情緒豊かに詩っている。
烏(からす)啼(な)きて 木に高く
人は畑(はた)に 麦を踏む
げに小春日の のどけしや
かへり咲(ざき)の 花も見ゆ
しかし夏木先生に聞くまでもなく「麦踏」は春の季語である。
そもそもムギフミとは何だろう
私の経験と知識から言えば、秋に蒔いた麦が発芽して、大地にしっかり根を伸ばすのだが、寒い冬の間に霜柱で、根は浮き上がってしまう。
春先(3月初旬)浮いた麦を踏んでしっかり大地に定着させるのがムギフミである。
しかし 種々異論もあるようだ、現在は晩秋と早春2,3回トラクターでローラーを引いているそうだ。
万能薬ゲンノショウコ