今朝の常念辺り 日本海側荒れ模様
我が諏訪社境内の一隅に、忘れられたように蚕影大神の石碑が建ち、今年も門松が飾られた。
「しかのみならず桑とりて 蚕飼い(こがい)の業の打ちひらけ細きよすがも軽(かろ)からぬ 国の命を繋ぐなり」
明治33年に発表された長野県歌の一節である。
国の命を繋いだ生糸産業は、山国に暮らす農民の命を繋いだ養蚕によって支えられた。
蚕は弱い生物だったらしく、感染により一夜で全滅することも珍しくなかったという。
良い繭ができるように、ひたすら神仏にすがった。
私は蚕の守護神は蚕玉様(こたまさま)と聞いていたから、碑文の蚕影大神(コカゲダイジン)に違和感を覚える。なぜだろう?
調べてみたいと思った。