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谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

常念坊 雪形

2015-04-12 19:13:40 | 日々のこと

 プラムが咲いて、足踏みしていた春が又動き始めた。

常念の雪が少しづつ薄くなって、常念坊が姿を見せた。

黒い僧衣をまとった常念坊様は

貧乏徳利を下げて麓の作り酒屋に酒を求めて下りてくる。

後ろに従えた短足の犬は、坊様の愛犬という人もいるけれど、本当は怪しげな風体に犬が吠えついたということらしい。

坊様のこの小さな徳利は、なんと店先の四斗樽が空になるまで飲み込んでしまったという。

もちろん代金は徳利1本分しか払わない、しかし四斗樽に余るご利益が約束されたというから、店主さんもホクホク。

カモシカと言う人もいるけれど、今年はかたくなに羊である。

半月