古くは鎌倉時代までさかのぼる「源氏物語」全54帖がそろった新たな写本が確認され21日、国文学研究資料館(東京都立川市)の伊井春樹館長が大阪府立大の講演で明らかにした。
昭和初期に国文学者の池田亀(き)鑑(かん)が報告して以降、所在不明となっていた「大沢本」と呼ばれる写本で、鎌倉中期から室町時代の筆写とみられる。独特の記述を持つ巻もあり、専門家は「『源氏物語』の成立に迫る重要文化財級の新資料」と評価している。
「大沢本」は、奈良にあった旧家・大沢家に伝わった源氏物語で、明治40年、古典学者の小杉榲邨(すぎむら)が美術品として鑑定し、学界に紹介した。昭和14、15年には国文学者の池田亀(き)鑑(かん)が調査・報告したが、以後行方不明となり“幻の写本”となっていた。【全文を読む】
大沢家には「豊臣秀吉から拝領」と伝わり、筆者には西行法師、後醍醐天皇らの名が挙げられているが、伝承や筆者についての学術的根拠はない。
という事は、皆写本が物語の筋書きは作られた・言い伝いによるのが源氏物語という事なのだろうか・・・・それににしても10文字前後の書き写しで、物語全体が変わってくる言うから面白い・・・
それにしても、貴重な資料という事も頷けるような気がする・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます