道高教組が組合員に向け配布したクリアファイル(右は白い紙挟んだ状態)。安保法制反…◇姉崎洋一・北海道大特任教授(教育学)の話
「アベ政治を許さない」と書かれたクリアファイルが北海道立高校の職員室の机に置かれていたのをきっかけに、道教育委員会が札幌市立を除く道内の全公立小中高の教職員を対象に、配布を目撃したかを尋ねる調査をしていることが16日、道教委などへの取材で分かった。
ファイルは北海道高等学校教職員組合(道高教組、国田昌男委員長)が組合員に配布したもので、道教委は「政治的行為」とみて問題視。道高教組は「調査は威圧的だ」と反発している。
道高教組によると、A4判のファイルを8月、各職場の支部などを通じて全組合員約1500人に配った。9月29日の道議会予算特別委員会で自民系会派の道議が、職員室の机の上に置かれていたケースがあるとして「教員の政治的中立が保たれるのか」と質問。道教委は、このようなケースを少なくとも五つの高校で確認したとして実態を調査すると答弁した。
人事院規則で禁止されている公務員の政治的行為に当たる可能性があるとしている。
道教委は10月14日付で、教員が校内でファイルを配布したり、使用したりしているのを見たことがあるかを尋ねる調査票を配布。記入例として「9月上旬ごろ、職員室内の○○さん(氏名が分かる場合は記入してください)の机上に、クリアファイル10枚程度がまとめて置いてあった」などと提示。無記名で、回答は任意としている。
教職員道教委は「このようなファイルの配布は組合活動とは関係なく、特定の政権に反対する政治的行為に当たる可能性がある」(課)としている。
道高教組は「ファイルは組合員にしか配布しておらず、機関紙の配布と同様に組合活動の一環だ」と反論。「調査は組合活動への不当な介入で、教職員に密告、相互監視を奨励しかねないもの」として、15日、調査の中止を求める要求書を道教委に提出した。
「アベ政治を許さない」は俳人の金子兜太(とうた)さんが揮毫(きごう)したもので、全国各地の安保法制反対集会などで参加者らが掲げた。【毎日新聞】
校長の裁量に任せるべきことで、道教委が「犯人捜し」をするような調査は行き過ぎではないか。改正公選法の施行で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、政治などについての主権者教育が求められている中で、教育現場を萎縮させてしまうのではないかと心配だ。
北海道の教育委員まして校長はどんな教育しているのかと疑問を感ずる・・
選挙年齢が18歳になり、高校生が政治に対しどれ程の指導され・関心を持っているかが気になる。
北海道労組の無軌道ぶりは今始まったばかりでなく、選挙等で教育委員会の指導も手を焼いている様子が何度か聞いたような気がする・・・・
今回のチラシについても一国の長に対して「アベ」などと失礼この上もない、組合も教員であり文章にする時ぐらい敬意ある名称を使う配慮も指導できない労組なのか・・・また、これを指導する校長はいないのだろうか・・・・
姉崎洋一教授も、18歳どうのこうのではない教員の節度ある組合活動についてコメントすべきでではないのか・・・・これが大学教授かと・・
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