前評判が高くなかった西武が優勝したのは、渡辺監督が選手を信頼し、辛抱したからだと思う。カブレラと和田が抜け、得点力が落ちると予想していたが、伸び盛りの若い選手たちを使い切り、見事に破壊力満点の打線をつくりあげた。
パ・リーグの規定打席到達者のうち中村、ブラゼル、細川が“ワースト3”を占める。打率・230前後の打者は使いにくいが、2軍監督から昇格した渡辺監督は、荒削りな選手たちと接してきた。ミスをしても「鳴くまで待った」経験が、選手を伸び伸びプレーさせる包容力となり、優勝に結実した。
渡辺監督は、1年目で若いチームを束ねて名門再建を果たした。西武は10月17日からのクライマックスシリーズ・パ第2ステージ(6回戦制)で、同第1ステージ勝者と日本シリーズ進出をかけて対戦する。 【産経ニュース】
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