ソフトバンク工藤公康監督(55)が、2年連続で日本一監督となった。シーズン2位で短期決戦に入ると、勝利だけを追求した「聖域なき采配」を連発。主将の内川に2戦続けて送りバントを命じ、続く西田のスクイズで先制点を奪取。松田宣は第6戦の出場がなかった。随所に執念のタクトを駆使し、球団史上初、リーグ2位から下克上日本一を達成した。
15回も舞った。工藤監督は「あんなにたくさん上げてもらうとは。みんなの手を感じて、みんなに支えてもらってるんだなと。うれしい思いがこみ上げて、王球団会長にあいさつに行った時にはこらえられなかった」。選手たちの喜びを感じたことがうれしかった。
執念の采配で日本一を決めた。4回無死一、二塁から内川の送りバントで二、三塁に進めた。主将がシリーズ2度目の犠打を決めると最敬礼した。つかんだチャンスは絶対に逃せない。続く7番西田にはカウント0-1からスクイズを命じ、先取点をもぎ取った。
「短期決戦に、こうすれば勝てるという正解はない」。現役時代、3球団で14度シリーズに出場した経験も生かし、短期決戦用の戦いに切り替え徹した。武田、石川を第2先発にして早めの継投で相手を封じた。
九回裏、ソフトバンクの勝利が決まり、工藤公康監督の胴上げをスタンドで見守った大分県中津市の芦刈萌乃(あしかり・もえの)さん(21)は「生で見られるなんて最高。勝負強さが最後まで光っていた」と声を弾ませた。
パブリックビューイングが行われた本拠地のヤフオクドーム(福岡市)では、集まった1万6千人近いファンらが「やったー」の叫び声。風船も飛び交い、長男と来た福岡市城南区の会社員、佐藤仁(ひとし)さん(39)は「投手陣が安定し、強さを感じた」と感無量の様子。
一方、34年ぶりの日本一を逃した地元のカープファンからは落胆の声。広島市かくの会社員、中藪(なかやぶ)誠さん(43)は「一つ一つのぎとなるレーで力の差を感じた。来年も優勝して借りを返してほしい」と唇をかんだ。
やはり、指揮官としての監督の「選手の不断の特徴の把握」と「チームの把握」が勝敗を決する大きな鍵とるという事だろう・・・・・
何を監督しているのだろう思わせる場面を見せられ、がっかりしたこともあったが
今は昔になってしまった。(WEB抜粋引用)
負けるが勝ち?
最近のセントラルの優勝見られず