開花まで数十年を要するリュウゼツランが宮崎県庁で黄色い花をつけた。中南米などで自生する植物で、成長が遅いことから「世紀の植物」といわれる。8月下旬まで見ることができるという=7日撮
数十年では次の開花は見る事出来ず
開花まで数十年を要するリュウゼツランが宮崎県庁で黄色い花をつけた。中南米などで自生する植物で、成長が遅いことから「世紀の植物」といわれる。8月下旬まで見ることができるという=7日撮
数十年では次の開花は見る事出来ず
◇打ち上げ成功 まぶしげに…バイコヌール宇宙基地に集い
【バイコヌール宇宙基地(カザフスタン)阿部周一】大空から宇宙へ--。宇宙飛行士の大西卓哉さん(40)が7日、ロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ出発した。全日空時代のパイロット同期入社で現在は機長となった10人も現地で見守り、まっすぐに宇宙へ向かうソユーズロケットをまぶしげに見上げた。
【写真特集】大西宇宙飛行士を乗せたソユーズの打ち上げを写真で
午前7時36分(日本時間午前10時36分)、ロケットはごう音をとどろかせ、飛び立った。9分後、発射台から約1.4キロ離れた見学施設に「成功」の放送が流れると、拍手と歓声が起こった。
現地を訪れたのは1998年入社の面々。うち、福本健さん(41)は打ち上げに際し、「彼は冷静で客観的な判断ができる。着実に成果を上げるはず」と語った。一緒に旅客機の操縦訓練を受けた井上龍一さん(40)は「目立ったことをするのではなく、目の前のことを一生懸命やるタイプ」と大西さんの人物像を明かした。大木健太郎さん(42)も「物静かだが、部下に対する研修ではチームの大切さを熱く語った姿が印象に残っている」と振り返った。
大西さんは地上業務を経て2003年に副操縦士に昇格。だが胸中には、小学2年生の時にSF映画「スター・ウォーズ」を見て以来温めていた宇宙への憧れがあった。09年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が10年ぶりに実施した宇宙飛行士の選抜試験に合格。963人から3人という狭き門を突破し、全日空を退社した。
同期は1月に東京都内で開いた壮行会で「YOU’LL NEVER FLY ALONE」と記した横断幕を掲げた。「君が飛ぶ時はいつも俺たちがついている」との気持ちを表し、激励した。旅客機の機長は、制服に入ったラインから「4本線」と呼ばれる。機長となった福本さんは「日本の有人宇宙活動を引っ張る『4本線』になってほしい」と、大西さんの活躍を期待した。【毎日新聞】