【ニューヨーク=松尾理也】「(カンボジアの独裁者)ポル・ポトはなぜ国民の3分の1を処刑したのかと聞かれ、人民のためだと答えた。ヒトラーは、総統の栄光のため国民の死などたいしたことではないといった…」
カダフィ氏の50年来の友人であるリビアのシャルガム国連大使は25日の国連安全保障理事会の会合で、古今の独裁者を引き合いに出して、時折涙を流しながら「国民に手を出すな。われわれは決して降伏しない」と訴えた。
演説後、各国の外交官は次々とシャルガム大使を抱擁し、発言をたたえた。これまで政権寄りの発言を行ってきたシャルガム大使は、「考えを変えたわけではない。これほどまで犠牲者が出るとは想像もしていなかった」と述べた。 【産経ニュース】
火が着いたリビアのカダフィ氏のかたくなな権力維持に、国連大使も涙を流しながら国民の血をこれ以上流出させる事を友人に忠告した涙のようだ。
世界からは資産の凍結の制裁を受けながら独裁政治を維持し傭兵まで準備し国民に銃弾を浴びせることに抗議しての演説だったに相違ない。
邦人の脱出は苦労しながらも帰国の途に就いたようだが、こう言うと時の対処要領を自民党で出した法制を丸呑みして制定しろと言う議員もいた・・・・いずれにしても邦人脱出要領を準備しておくべき事は必至だろう・・・石油関連で何千人と在留していたはずだ・・・・