オルフェーヴルが貫禄の圧勝V。引退レースに花を添えた。
11万人を超える大観衆が見守る中、断トツ1・6倍の1番人気に支持されたオルフェーヴルが4角先頭から堂々たる横綱相撲。2着以下を8馬身ぶっちぎる歴史的勝利で、一昨年に続くグランプリ2勝目、G1タイトルは6勝目。
仏・凱旋門賞では2年連続で2着に敗れたが、久々に池添が手綱を取り、最高の形で締めくくった。「若干、動くのが早かったかなと思ったが、手応えが十分だった。後ろから差される馬じゃないので、自信を持って4角を回った。オルフェーヴルが一番っていうことをファンの皆さんにアピールしたかった」と興奮気味に話した池添。スタンドの大観衆に向けて右手を高々と挙げた。
2着には同期のウインバリアシオンが入り、復活をかけた昨年の覇者ゴールドシップは3着に敗れた。(cp)
観衆十一万
迎春馬年・惜しいラストラーン