来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、警視庁は24日、機動隊の銃器対策部隊による実弾射撃訓練を初めて公開した。

 東京都内の警察施設で行われた訓練は、武器を持ったテロリストが重要施設に立て籠もったとの想定。約60人の隊員が遮蔽板の陰から機関拳銃を構え、テロリストに見立てた人形の的を狙って一斉に実弾を発射した。

 昨年10月にカナダの国会議事堂で起きた銃乱射事件などを受け、同庁は今年4月から、テロリストの制圧を目的とした「緊急時対応部隊(ERT)」の運用を開始。部隊はテロに備え、24時間体制で待機している。

 また、同庁はサミット警備の対策会議も開き、山下史雄副総監が情報収集や警備の徹底を指示した。(読売新聞)
                           

 

 

               警備の万全始動