成功の定義は人それぞれ違いますが、成功する人すべてに共通しているのが、昨日よりもっと上を目指す意欲を持っていること。前に進む勢いを保つには、正しい質問を自問し続けることが大切です。
企業家であり、リーダーであり、発明家でもあるベンジャミン・フランクリンは、常に厳しい質問を自分に突き付けていたそうです。メイソン・カリーの著書『Daily Rituals: How Artists Work』によると、フランクリンは1日の始まりと終わりに、決まって2つの質問をしていたそうです。朝には「今日はどんないいことをしよう?」、夜には「今日はどんないいことをしただろうか」と。
フランクリンは、1日をこれらのシンプルな質問に挟むことで、目標に視野を定め、自らの方向性を修正していました。同様に、成功を収める人はたいてい、問うことと答えを求めることを続けている人たちです。
以下に、多くの成功者たちが自問を続けている5つの質問を紹介します。
◎自分の得意分野を活かせているか?数年前にキャリアの分かれ道で選んだ選択肢が、今でも自分にとって正しいとは限りません。ビジネス、仕事、もしくはキャリアパス全般に対して抱いていた情熱を、失ってしまうことは多いのです。かれこれ長い間、自分の得意分野を活かせているか、正しいパスを進んでいるかなんて考えていない人も多いのでは。
自分の得意分野を把握できていれば、職業人としての目標を定めやすくなります。そうすることで、どの求人情報に大きなチャンスが眠っているか、どのイベントに参加すれば人脈を築けるのか、Twitterで誰のつぶやきをリツイートするかなどの判断ができるようになるでしょう。得意分野を掘り下げることは、その業界に対する真摯な情熱を持つことを意味します。あなたの行動のひとつひとつが、その情熱を輝かせるのです。
◎うまく失敗できているか?
今までやったことがある。今まで失敗したことがある。そんなことは構わない。もう一度やれ。もう一度失敗せよ。より上手く失敗せよ。とは、作家サミュエル・ベケットの言葉。キャリアにおける目標到達を目指す人に、ぴったりのアドバイスです。
失敗を恐れるあまり、キャリアにおけるリスクを負わないという選択は間違いです。それよりも、失敗から学んでください。自分の犯したミスを批判的に見て、うまく失敗できているか、それともただの失敗なのかを見極めるのです。
キャリアにおける最大のミスを3つ書き出して、対策を考え、ネガティブをポジティブに変えてしまいましょう。コーチングを受ける、本を読む、メンターにアドバイスをもらうなどの方法もいいでしょう。失敗とは、学びのチャンスが形を変えたもの。これを逃す手はありません。
◎毎日、恐怖に向き合っているか?
リスクを負わなければ、報酬も得られません。恐怖を克服するには、正面から立ち向かう以外に方法がないのです。職業人として、常に自分に課題を与え、能力の限界だと思っていたことを乗り越えていきましょう。
さもないと、自己満足に陥り、キャリアへの関心を失ってしまいます。米国人の70%が該当すると言われる「キャリアに関心がないグループ」にすでに入っているようなら、今こそ抜け出して、プロフェッショナルとして歩き出すとき。それは、恐怖と対峙することを意味します。プロとしての挑戦がミスになることはほとんどありません。むしろ、新しい目標をもたらしてくれるでしょう。
◎目標達成に向けた行動計画を持っているか?
地図なしでエベレストに登ることはないでしょう。それなのに、非常に多くの人が、戦略もないままにキャリアという山を目指しています。職探しや起業、新契約の交渉などを始める前には、じっくりと時間をかけて、次のような厳しい質問を自問する必要があります。
「本当に欲しいものは何か?」
「自分にはその資格があるか?」
「その目標を達成するにはどうしたらいいか?」
目標が大きいと、達成が不可能に感じられるかもしれません。そこで行動計画の出番です。行動計画とは、そのままでは大きすぎる目標を、対応可能な大きさにブレークダウンしたもの。
例えば、起業という目標があなたにとって大きすぎる場合、始める前から圧倒されてしまうかもしれません。そんなときは、会社のビジョンを決め、事業計画に落とし込み、出資者を募るというように、より細かくて対応可能な部分にブレークダウンすればいいのです。
これで、とても達成できないと思っていた1つの大きな目標を、達成可能な複数の目標に落とし込むことができます。エベレストを一気に登る人がいないように、キャリアという山の頂上を目指すためには、その経路を入念に計画することが必要なのです。
◎まだ自分を信じられるか?
目標を達成するには、自分のチカラを信じる必要があります。その距離を走り抜く自信がなければ、ゴールにたどり着くことはできないのです。自分のチカラを信じられないのであれば、ちょっと時間をかけて、鏡を覗いてみるときかもしれません。
「鏡に映る自分を好きになれない理由は何だろう?」
「スキルがさび付いてしまったのか?」
「仕事への関心が薄れてしまったのか?」
「それとも、ただその業界を楽しめなくなっただけなのか?」
キャリアを前に進めるためには、自分が自分の応援団にならなくてはなりません。そのためには、自分で自分のチカラを信じてあげる必要があるのです。
目標を達成して成功を収めるには、ときに自分を厳しく見つめ直す必要があります。成功者の多くは、現状に満足しない人。自分に厳しく問いかけることが、長い目で見て、より多くを達成できる方法であることを理解している人たちなのです。(ライフハッカー[日本版]抜粋)
失敗は成功の基・目的意識等々昔から言われる事だが、知っていても出来ないのか、思っていてもその通りにならないのか、成功したくないと言う人間もいるだろう・・・・そんなことないかー!
自分の能力にあった分相応になる凡々の悔いのない努力だけはしたいものだ・・・・・脱法だけはしないように(笑)