
体操男子個人総合で内村航平(コナミスポーツ)が92.365点で優勝し、44年ぶりとなる同種目五輪2連覇を達成した。5種目を終え2位だった内村は最終種目の鉄棒で15.800点の高得点をマークし、大逆転での連覇となった。
《リオ五輪のメダルは実際に重かった》
リオ五輪のメダルは、金・銀・銅いずれも直径8.5センチで重さは500グラム。2012年ロンドン五輪のメダルより100グラム増え、五輪史上最も重く、ペットボトル1本を首から下げるようなもの。裏面には勝利の女神ニケが描かれている。
内村航平(27=コナミスポーツ)が合計92・365点で2連覇を達成した。最終種目の鉄棒を残してトップだったオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を0・099点上回り、逆転で金メダルを獲得した。加藤凌平(22=コナミスポーツ)は11位だった。
五輪の個人総合2連覇は1968年メキシコ、72年ミュンヘン大会の加藤沢男以来44年ぶり4人目の快挙。内村は世界選手権6連覇と合わせ、個人総合で世界大会8連覇となった。
内村は「(最後の鉄棒は)着地は絶対に止めてやるという強い気持ちで、いつも通りを心がけた。これだけいい演技で一番いい色のメダルが取れて、本当に一番幸せ者だと思う」と話した。
<試合経過>(【】内は種目終了時点での順位)
<1:床運動>
<2:あん馬>
内村はミスのない安定した演技で14・900点。着地後はガッツポーズ。加藤も同じ14・900点。【内村1位、加藤4位】】
<6:鉄棒>
加藤はコスミックで落下し13・900点。内村はカッシーナ、コールマンなど成功させ、伸身新月面宙返りの着地も完全に止めて15・800点。ベルニャエフは14・800点と伸ばせず、内村が逆転の金メダル。【内村1位、加藤11位】

◆個人総合決勝 予選の上位24人が出場、6種目の合計点でう。 (Sponsoredf抜粋)