◆日本生命セ・パ交流戦 楽天13―5巨人(30日・Koboパーク宮城)
巨人のエースがパ・リーグ首位・楽天打線の餌食となった。13年目を迎えた日本生命セ・パ交流戦が開幕。菅野は初回、ウィーラーに2ランを許すと、2、3、5回にも2点ずつ失った。昨年6月24日のDeNA戦(横浜)で9失点して以来の8失点で5回KO。2番手・戸根も打ち込まれ、被安打16、13失点で大敗した。チームは2度目の5連敗で借金2。DeNAに抜かれ、4位に転落した。
敗戦の責任を背負い込んだ。スタンドの楽天ファンの大歓声が聞こえる球場外の駐車場。菅野は悔しそうに試合を振り返った。5回119球、ともに自身今季ワーストの10安打8失点で2敗目。7安打が2ストライク後だった。12球団トップのチーム打率2割8分3厘の驚異的な粘り、破壊力を見せつけられた。
「やっぱり(楽天は)振れているなと。みんなが共通の意識の中で逆方向に徹底して打ってきていると感じました。特に直球を両サイドに投げることができなかったのが一番ですね」
初回、先頭・茂木にファウル4球の後、10球目を左前安打。今季、菅野が1打席で要した球数としては阪神・鳥谷に並び最多タイだった。2死一塁からウィーラーに左翼席への先制2ラン。スライダーが真ん中に入った。初回27球。これも自身今季最多だった。4位転落の情けなさ。(スポーチ報知抜粋)4位転落の情けなさ