くもりガラスと記憶

いつものように通勤電車の車窓から見た風景の小話なのですが、
今日はあいにくの雨です。

でも、車窓からの景色をみておりましたら、
人が増えるにつれて窓がくもってきました。

晴れていれば近くの景色はナイフで切ったように輪郭があざやかなのに
窓のくもりと比例して、輪郭がぼやけてきます。
そして色の区別がつかなくなりました。

これって自分の記憶と同じじゃないかと。
古い記憶は、窓のくもりに隠れてしまいます。
今はいくらあざやかでも、いつか曇りの奥に行ってしまう。

電子のような粒子は位置と運動量を同時に正確に知ることはできないという
ハイゼンベルクの不確定性原理を連想してしまいました。

朝から妄想電車です。

曇りガラスから見た景色のようにはっきりしない世相ですが、
Justy Finder で各社の記事を見て曇りを取れればと思っています。。

連休明けで9月最後の週末です。
みなさま、佳い週末を !!!

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（石丸隆雄）