霞が関？ 霞ヶ浦？

「アノニマス」が日本への攻撃の手を強めています。
（参考：6月26日付日経新聞 ）

自民党・最高裁のサイトへ攻撃したほか、
財務省のシステムにも不正に侵入しており、
ここ最近、攻撃の頻度が上がっています。

アノニマスとは、ネット上の言論の自由を守ることを信念とし、
DDos攻撃（複数のPCから、大量のパケットを送信するなどの行為でシステムダウンを引き起こし、
サービス停止状態にする攻撃）などのサイバー攻撃を行う国際ハッカー集団です。

先月行われた「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」
でも話題にあがっていました。

すでにエジプト政変の際に政府系のネットを遮断したり、
ソニーの個人情報を盗んだりするなど、その影響力は拡大するばかりです。

今回の件は違法ダウンロードの処罰化(インターネット上の動画サイトなどに
あふれる海賊版の音楽や映像が、これまでは投稿した人が処罰の対象だったが、
10月からダウンロードする人も処罰の対象となる）
に反対し、日本に攻撃を仕掛けている模様です。

ただ、彼らにとってもさすがに「日本語」は難しいようで・・・。

同法案とは関係のない霞ヶ浦河川事務所が攻撃されたとのこと。

単純に「霞が関」と「霞ヶ浦」を間違えて攻撃した可能性が高いようです。
間違えられた方もたまったものではありませんが…。

いずれにしろこのアノニマスの攻撃はしばらく続きそうで、
注意して見守る必要がありそうです。

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(山下雄太郎)