わたしの随筆  雪  地  風

心に浮かんだことを気ままに

1月11日

2016年01月11日 | 随筆

 今日、11日は鏡開き。餅を食べると力持ちになるとか。今年もいつもの河原で朝、どんど焼きが行われた。祈祷した後、お飾りを燃し、その火で餅や団子を焼いて食べたりする伝承行事。左義長である。無病息災を願うという。パチパチパチと音をたてて燃え盛り、時折りドーンと青竹がはぜる。遠くの方でも同じどんど焼きの火の手があがっているのが見える。

 午後、市の生涯学習センターへ「日本の仮面展」を見に行く。舞楽面「蘭稜王」、小面、増女、般若などの能面、姫猿、毘沙門などの狂言面、赤鬼、青鬼などの創作面などが能装束などと共に沢山展示されていて勉強になった。後日、展示された面を使って、雅楽と能楽が大ホールで公演される。先月、そのチケットが購入できたので今から楽しみにしているところである。

 仮面展に行った時、ホールでの成人式が終わってしばらく経った頃のようだった。着物、袴、背広姿の新成人となった若者があちこちで賑やかな声を上げていた。顔を真っ赤にしている者も少しいる。祝い酒をどこかで召したようだ。久し振りの同窓との再会なのか、キャー キャーとか、オーという笑い声などがどっと湧いたりしている。まあ、人生、一度きりのはたち(二十)。その成人の日である。一区切りの喜ばしい日だろう。おめでとう。

 

 いつもの土手を歩く。少年野球チームの子どもたちがランニングしている。世の中、いろいろあるけど、体を鍛えることはいいこと。汗を流した後は爽やかだ。失敗したって、やり直せばいい。年を取ると慎重になりがちだが、若い時は思い切りやった方がいい。用心深くなるより、失敗を恐れず踏み出すこと。失敗は成功のもととも言う。やり直せる。そして、寒さ、暑さ、厳しさにも負けるな。こんな時代だからこそ、へこたれるな。粘れ。いろいろあった、そんな1月11日。

 

  日は沈み、また昇る。 炎は燃え上がり、若者は走る。   

                          

           ①                    ②                  ③                 ④

                                            

                           ⑤                         ⑥

                                        DATA

                                             撮影日   2016.1.11  (写真①は1/9写) 

                                             写真  ①、④、⑥       

                                                camera   

                                                    FUJIFILM   X-E1

                                                lens   

                                                     Fujinon super ebc xc 16~50mm

                                               写真  ②、③、⑤ 

                                                                                                          camera

                                                    CANON  EOS kiss X7

                                                lens

                                                    canon zoom lens   55~250mm