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心の閻魔帳

メモがわりに。
でもいつの間にやら自転車日記・・・・

大阪クラシック、明日まで!

2012-09-07 22:34:39 | 鑑賞もの
9月2日(日)から始まっている大阪クラシック、残すところあと1日!
久々のブログをしれっと書き出してみるなど。ええ、元気です、ありがとうございます。

最初に大阪クラシックを知って聴きに行ってみたのが2008年、以来すっかりはまってしまい、今年は大フィルの定期会員にもなっております。
初日のお楽しみは、去年も行ったパーカッションのアンサンブル。


写真は大フィルのブログより。

椅子席と楽器の間がカーペット席になっていて、これがなかなか素敵。
小さいお子さん連れでも気楽に座って聴けるんじゃないでしょうか。
太鼓のリズムに合わせてノリノリで脚をバタバタさせていた男の子が、大太鼓の音にビクッとして「かみなりなった・・・」と呟いたり、曲の掛け声のタイミングを覚えてここぞというところで「ハッ!」と声を出したり。
お母さんの方はかなり焦ってましたが、聴いてるこっちはあまりの絶妙さに笑いをこらえるのが大変w

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一つの楽器を3人で取り囲むように演奏するというのは、パーカッションならでは。
↑の写真は“トリオ・パー・ウノ”という曲です。
強烈なリズムとサウンドが肌に直接訴えかけてきます
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(「大阪フィルのブログ」より抜粋。写真は練習風景)

この曲のときに、一番若いメンバーの中村君のスティックが飛んで行くというアクシデント!
しかも中央の大太鼓の下にスティックが転がり込むわ、曲は佳境に入ってえらいテンポで叩いてるところだわ、聴いてるこちらは「これはもう無理・・・」と思ったんですが、さすがプロ! 見事に復帰!!

TRIO PER UNO 1st movement by Nebojsa Jovan Zivkovic (YouTube)
この動画の4分過ぎてからスティック飛んだ。


日曜はパーカッションの前になにわ橋駅でも弦楽三重奏を聴いておりました。
火曜から木曜の3日連続で夜の有料公演のチケットを取っていたため、月曜はどうしようか迷ったのですが、トランペットとオルガンのデュオという珍しい組み合わせがあったため、結局聴きにいきました(笑)
ところが、なんとオルガンが途中で鳴らなくなるというアクシデント!
またか!私が悪いのか!?
幸い会場は相愛学園だったので、急遽ピアノを運び込んで続行。
「オルガンは空気を吹き込んで鳴らす管楽器、それに対してピアノは打楽器で、全然種類の違う楽器なんですよ」とオルガニストさんがおっしゃってたのが印象的。


写真は大フィルのブログより。

オルガンの音色も面白かったので、いずみホールのバッハのオルガン曲演奏会を聴きに行ってみようか考え中です。
※足掛け7年の壮大な演奏会。

火曜は初年度の大阪クラシックですっかりファンになったチェロ首席の近藤さんによるピアソラ。
タンゴもいいんだよなぁ~~~
ちなみに大植さんを差し置いて、このプログラムが有料公演の中で真っ先に売り切れたそうです。
リベルタンゴ、オブリビオン、ル・グラン・タンゴときて、アンコールはアヴェ・マリア。最高。

水曜は、昼休みに会社を抜けてトランペットとテューバのデュオ。


写真は大フィルのブログより。

バッハのインヴェンションをトランペットが右手パート、テューバが左手パートで演奏したり、これも楽しいプログラム。
夜は「究極のベートーヴェン」と銘打って、9曲のベートーヴェンの交響曲の第1楽章だけを演奏するというものw
これは普通の演奏会ではありえないプログラムで、実に面白かった!
5番≪運命≫のテンポがえらく変わってるなと思ったら、なんとベートーヴェン直筆の楽譜に従ったのだというお話でした。

木曜はシンフォニーホール開館30周年記念ということで、ローマの謝肉祭と展覧会の絵という、大クラにしては不気味なほどまっとうな曲目(笑)
展覧会の絵もすごく好きな曲で、来て良かったな~と大満足していたら、なんとアンコール曲が威風堂々!
何、その贅沢さ!!
手拍子をしながら楽しみ、最後は楽団員も観客も立ち上がって本当に大満足な夜となりました。

大阪クラシック、最高!
今週があっという間に過ぎてしまった・・・時間よ、戻れ!!って感じ。
まあ来週は定期演奏会でまたシンフォニーホール行くんですけどね(笑)
特別客演コンマスの田野倉さんがとっても素晴らしい!
こんどの定演のコンマスは誰がやるのかな~

第9!

2011-12-31 22:35:01 | 鑑賞もの
年内最終ゴミ回収が29日だということで、休みに入るやいなや大掃除。
でも翌30日も今日も結局大掃除が続くという。
納得いかん!

30日はシンフォニーホールで第9を聴いてからエスキーナ忘年会という、余韻吹っ飛ぶのが確実な流れ(笑)
実は第9をちゃんと聴いたことがなかったんですが、昨夜の演奏会はすごく良かった!!
チャイコフスキーセレクションで仲良くなったBさんにチケットを取っていただいて、2階席1列目ど真ん中の良席。
第4楽章ではソリストも合唱団も素晴らしく、オケの演奏ももちろんすごく良くて、ほんと、行って大正解でした。
12月は吹奏楽meetsオーケストラも楽しかったし、身近に一流オーケストラと一流ホールがある幸せを感じます。
来年度も頑張ってチケット買おう!

私としては、本年のベストコンサートはラドミル・エリシュカ指揮の「我が祖国」。
本年の、というか、きっと人生最高のコンサートになるだろうと思います。

で、ぐおぉ~と湧き上がる感激を抱えつつエスキーナへ(笑)
内輪の持込形式の忘年会、中には厨房で料理してくれる人も。
海のようなテイストのぺペロンチーノやら、それと対極のお味のチャーハンやらw
TK氏が作ってくれたという餃子、写真でしか見なかったけどめっちゃ美味しそうだった!来年も作って!!


周りの人たち・新たに知り合えた方々に心より感謝しつつ、また来年の出会いを楽しみにしたいと思います。
皆さまにとって良き一年となりますように。

大阪クラシック、今年も!

2011-09-04 23:38:49 | 鑑賞もの
大フィルの公式ブログの記事で気になっていた、パーカッションだけのアンサンブル、行ってきました!
市役所ホールにて17時15分からの演奏なので30分ほど前に会場に行ったら、既に100人以上待っている。
出足早い~( ̄□ ̄;
でもまあ、椅子はたっぷり用意されていたので座れました♪

にしても、打楽器だけの曲?
鉄琴やら木琴やら、メロディ担当の打楽器も入るの? ティンパニも音程あるけど、ああいうの?
とか思ってたら。

4種類の太鼓で出来てる曲!

普段のオーケストラでやるような曲だと、出番が来るまでひたすらじーっと待っているパーカッションの皆さん。
それがもう、叩く叩く!
和太鼓っぽくも聞こえるし、ケチャを連想したり、無国籍で力強い。
1曲目のグリーティングス・トゥ・ハーマンからすっかりやられました。

2曲目は「タイミングを間違えて手を叩きそうになるんですよ」と坂上さんが曲紹介でおっしゃった、ル・シャン・デュ・セルパン。
手拍子があったり掛け声があったり、見ごたえ・聞きごたえのある曲で、聴いてるこちらの拍手もすごかったです。

3曲目は、4人それぞれが3種類の木を鳴らすという、タイトルもそのまま「ノック・オン・ウッド」。
木のブロックだったり、木魚だったり。
大きさで音程が微妙に違うので、メロディになってる。

4曲目は、叩いているパフォーマンスも見ものという、ドラム・ティンツ。
ホール上階からテレビカメラが録画してましたが、あれ放送されるのかな? 上からの映像も見たい!!

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大太鼓を中心に4人が相対する形で並びます。
各人の横と後ろにはスネアやトムトムといった太鼓が配置されています。それにカウベルも4つ。
この曲、楽譜にはリズムのほかフォーメーションも表記されていて、それに従って横を向いたり動いたりしながら、そこにある楽譜を見て指示された楽器でリズムを叩くといったものです。

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(「大阪フィルのブログ」より抜粋。写真は練習風景)

これは凄かった!
4人が中央に向かって楽器を叩いてたかと思うと、くるっと反転して演奏したり、右を向いたり左を向いたり、斜め後方にある楽器を叩いたり。
曲も派手ですが演奏スタイルも派手!!
めちゃめちゃかっこいい!!!
そして終わった瞬間、思わず「よっしゃー!」という笑顔で、客そっちのけで手を取り合う4人(笑)
いやー、かっこよかった。
思い出すたびにやり場のない感動でゴロゴロと転げまわりたくなりますw

終演後、楽譜がどんななのか気になってチェックしに行ったら。
五線譜に音符がちゃんと書いてある!
なんか意外~(笑)


続いては地下鉄に乗って難波へ移動、カフェ・ド・ラ・ペのコントラバス一本勝負を鑑賞。
ちゃんとした曲も演奏されるんですが、牛の鳴き声やら汽笛の音、暴走族のバイク、遠ざかって行く救急車なども披露され、大人しく聞いていた賢そうな子供も目をキラキラ♪
荒城の月、バッハのシャコンヌ、和太鼓の音も再現しつつの「砂山」、アメージング・グレイスと、こちらも満喫。

パーカッションのアンサンブルといい、コントラバスのソロコンサートといい、普通ではなかなかお目にかかれない変な構成のものを楽しめるのが大阪クラシックのいいところ。
時間に余裕があったら、ぜひ生で聴いてみて下さい♪


グリーティングス・トゥ・ハーマン、YouTubeで発見。




携帯電話を家に忘れていったので写真なし。
お盆休みいらんから、大クラやってる週にまるっと仕事休みたいわー。

ビルボード大阪!

2011-06-30 21:45:05 | 鑑賞もの
昨日、長兄の歯切れ悪い話の切り出し。

「ビルボードって梅田のどこ? いや、ライブがあってな、俺めっちゃ行きたいねん」
ふーん、行ったらいいやん。
「あそこ、値段高いやろ。でもなー、行きたいなー。お前にCD貸したやろ、マリーナ・ショウ。あの名盤」
いや、貸し付けられた覚えないし、知らんで。
「もうなぁ、メンバーもすごいねん、神様クラスやで」
へー、行ったらいいやん。
「一人で行くの寂しいやん。いやー、めっちゃいい筈やねん。聞いたら確実に感動すると思うわ~」
ほんなら一人でも行ったらいいやん。

「・・・・なんで『一緒に行ったろか』って言うてくれへんねん(´TωT)」

なんやの、あんた、“察してちゃん”か!?

ええまぁ、誘われたら基本断らない人間なので、行ってまいりました(笑)
今日の今日という話に自腹で付き合う己の腰の軽さが憎い!
※給料日前日。

ビルボードの兄妹。
勝手が分からないのでキョトキョトと周りを見渡したり、「これは兄妹で来るにはもったいなさすぎるな」と愚痴りあったりw

マリーナ・ショウの「Who is this bitch,anyway?」というアルバムを中心にライブが構成されていて、
行って良かった!!

めちゃめちゃ格好いい!
あんな年寄りになりたい!!
1時間半のライブでしたが、ものすごい密度の濃い時間を過ごしました!

音楽って当然ながら聞かないと分からない訳ですが、ライブで聴くのはまた格別!




ビルボード、ちょっと癖になりそう。
7月のシェリル・リンとか、8月のミシェル・カミーロとか、行きたいなぁ。


この日、ビルボードでビール2杯飲んだ後にジムでヨガしたのは内緒☆

TOHOシネマズ「午前十時の映画祭」

2011-02-18 23:02:53 | 鑑賞もの
TOHOシネマズのいくつかの映画館で「午前十時の映画祭」と銘打って、午前10時からの回で往年の名画を上映しています。一般1000円、学生・子供500円という料金設定。
※みゆき座と梅田は終日上映。

自分用のメモとして、Googleカレンダーを作成しました。
大阪のTOHOシネマズ梅田と難波だけです。

TOHOシネマズ梅田版 → GoogleカレンダーXMLiCal

TOHOシネマズなんば版 → GoogleカレンダーXMLiCal

M☆A☆S☆Hをスクリーンで観られるなんて!!!

間もなく大阪クラシック。

2010-09-02 23:49:29 | 鑑賞もの
今年は9月5日(日)~9月11日(土)までですよ~。 →大フィル特設HP

その前哨戦というわけではありませんが、今日は「青少年のためのコンサート ~シンフォニック・サウンド in スポーツ」に行ってきました。
指揮は大植英次さん、演奏は大フィル、スポーツに馴染みのある有名な曲をあれこれ聞ける、しかも学生1000円/一般3000円という超格安お値打ちコンサート!
ギリギリになってチケットを取ったので、席は2階席でしたが、これはこれでオーケストラ全体がよく見えて楽しかったです。
特に、1階からだとよく見えないパーカッションの格好良さに釘付け!!
“木星”(ホルスト 組曲「惑星」より)のときに電撃的に恋に落ちてしまったと言っても過言ではない、タンバリンや小太鼓を担当していた男性の動きの鮮やかさ!
ものすごい鼻息荒く魅入ってました(笑)

コンサートは「ウィリアム・テル」序曲“スイス騎兵の行進”に始まり、前半最後は“Take me out to the ball game”とついでに六甲おろしを皆で唄い、「アイーダ」の“凱旋行進曲”(アイーダ・トランペットも登場!)で終わり、アンコールは「威風堂々」という、楽しさを前面に出したプログラム。
「炎のランナー」もありました♪ シンバルを担当するパーカッショニストが、風のような音のする謎の楽器も操ってたんですが、あれはいったい何??

いやー、盛り上がった盛り上がった♪
来週の大阪クラシックも楽しみです。
私は学校で習ったレベルの作曲家しか知らないので、大阪クラシックのときは、あえて全然知らない作曲家のなかなか聞けないような曲を聴くのが面白い。
コントラバス協奏曲とか、ファゴットとパーカッションの組み合わせとか・・・11日のパーカッションだけの曲も面白そう。
お盆休みいらないから、この時期に休ませて欲しいなぁ、仕事。

舞洲クリテと大阪クラシック、全くジャンルの違うものが接近してるので、頭の中がすごく落ち着かない(笑)

束芋:断面の世代

2010-08-14 22:31:43 | 鑑賞もの
本日は家の雑用を片付けて、昼過ぎから予定どおり屋外逃亡(笑)。
京都市美術館へ「ボストン美術館展」を観に行こうか迷いましたが、結局京阪電車を待つ間の暑さに負けて、空いていそうな中之島の国立国際美術館をチョイス。
こちらではただいま「束芋:断面の世代」と「横尾忠則全ポスター」展が開催中です。
目当ては、スーパー大御所横尾さんではなく、束芋(たばいも)さん。
 

全然名前も作品も知らなかったんですが、HPで展覧会の告知を見てから気になってしょうがなかったので、今日みたいにちょっとどろっと蒸し暑い日にはもってこいではないかと、まぁ行き当たりばったりです。

内容は映像インスタレーション作品が中心で、どれも面白くて見飽きない。
毒気もあるので、ただ美しいだけではありません。
BLOWという作品では自分があぶくになったような、水面にいるような気分でした。

あと、吉田修一さんの「悪人」が新聞連載されていたときの挿絵が束芋さんで、こちらも線画がたくさん展示されています。
この小説、決して読後感が爽やかでもなければ感動の涙を流すわけでもなく、読んだ者の胸の中にどーんと重たい何かを残すんですが、私は傑作だと思いました。
もしも連載中に読んでいたら、小説と挿絵双方の筆致のパワーに圧倒されて「うわぁやめてくれ」と思いつつ、でも続きを読まずにはいられなかっただろうなぁ。
※文庫本も出てます。ハードカバーの装丁が好みなだけ(笑)

図録、2940円と高めでしたが、束芋さんと吉田さんの対談が載っていたのでつい購入。
※Amazonで扱ってることに驚いた今。
挿絵だけで再構成された束芋さん版「惡人」もあり。

横尾さんポスター展も見つつ、やっぱり腰巻お仙とかが好きだなーと思ったり。
  
八犬伝とか椿説弓張月とか、ケレン味のある古典も相性良し。あ、私がです(笑)


P.S. 私の脚をご心配下さる優しい方々、こんな感じで美術館にも行く気になり始めましたので、かなり大したことない状態まで回復してきております。負荷さえかけなければ、だいぶ平気になってきました~♪

鑑賞強化合宿敢行(笑)

2010-06-29 22:00:22 | 鑑賞もの
というわけで東京に行ってまいりました~♪

25日(金)は乃木坂(六本木?)の国立新美術館でオルセー美術館展。
26日(土)は丸の内の三菱一号館美術館でマネとモダン・パリ展、八重洲のブリヂストン美術館で印象派展、上野の国立西洋美術館で常設展。
27日(日)は竹橋の東京国立近代美術館で建築展と企画展、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館でユトリロ展、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで風景画展。
2泊3日で7館8展を巡る強化合宿!!的な旅行でした(笑)

26日の夜は、久々にこーすけさん&るっこさんと会って一緒にご飯食べました♪♪
東京に住むこの関西人夫婦とは、去年の9月ホノルルセンチュリーライドで知り合い、今年の3月美ら島センチュリーランで一緒に160kmコースを走った仲。
つまり会うのはたったの3回目!! 逆にびっくりだよ(笑)
久し振り感もゼロで、なんかしょっちゅう喋ってるような気がしてしょうがないんですけど~

さてさて、今回の東京行きのメインの目的だったオルセー展。
1作品目にいきなりドガの踊り子。数作置いてモネ。
ポスト印象派がテーマとはいえ、ちょっと度肝抜かれます。
苦手だったゴーギャンもゴッホもセザンヌも、生で観るとやっぱりいい。
静物画なんてつまらないと思ってましたが、セザンヌとゴーギャンの個性の違いに笑えます。
普通の美術展だと目玉になるクラスの作品がごろごろしてて、なんせ凄いです。
東京まで行く価値あり。『月と6ペンス』を未読なら、読んでおくとなお楽しいかと。
  
国立新美術館


マネとモダン・パリ展は、マネの作品のサイズと建物サイズがぴったりで、とても良い雰囲気です。
近代パリの建物のパース図がたくさん展示されているのも嬉しかった♪
※このパースはオルセー所蔵作品。
ここの建物も興味深いので、混雑していないときにその辺りの資料も見たいところ。

ブリヂストン美術館の印象派展、こちらは人も少な目で落ち着いて観られます。
非常にまとまりの良い展示で、この高水準のコレクションを作り上げて一般公開に供した石橋さんの志に感激。

同じく、西洋絵画の美術館を作ろうと優品を盛大に集めた松方さんも素晴らしい。
国立西洋美術館の常設展はすごいです。
というか、松方コレクション受け入れのためにこの美術館が作られたってのがもうスケールが違う。
とかいいながら、キッチュなロダン手ぬぐいとロダンものさしを思わず購入しちゃいましたが♪
 
  
三菱一号館美術館・国立西洋美術館


もうひとつのメインの目的、「建築はどこにあるの?」は見ていて飽きないので、ついつい時間を忘れて長居してしまいました。
暗い部屋で展示されていた「ある部屋の一日」はほんとにずっと眺めてしまう。
2階で開催されている企画展「いみありげなしみ」も面白かった。
現代もので一息ついた感じです。
  
建築はどこにあるの?


ユトリロ展はざわついた雰囲気であまり集中して観られず。
というか、この辺りで集中力売り切れ(笑)

風景画展、全ての作品に解説パネルがついてます。丁寧な仕事ぶり!!
ここでも当然印象派やポスト印象派もあって、こうなるとこちらも、
「やあ、また会いましたね」
という気分になります♪
特に遠くからでもすぐ判るシニャックの絵とか、初めはそうでもなかったのに、見つけると嬉しくなったり。

これだけ短期間の間に絞られたテーマで絵を観たのは初めてですが、なかなか得難い経験で、ほんとに面白かったです。
あれこれ見てるうちにどんどん繋がりが広がって脳内で多次元的にわぁっと花開く感じを、学生時代以来久々に体感できました。
や~、楽しかったですよ。
芸術センスないくせに今までなんやかんやと美術展を見てきたのが、ようやく自分の中で結びついてきたような気がします。
まあ結びつかなくても全然かまわないんですけど(笑)

東京美術館めぐり計画。

2010-06-18 15:13:55 | 鑑賞もの
来週は金曜から、東京へ美術展巡りに行ってきます。
当初は1泊かな~と思ってたのが、調べると観たいものが多くて、久々のお江戸だし2泊にしてみます。
ルノワール展がすごく良かったので、印象派・ポスト印象派といろいろ観ておきたいんですよね~。
現代ものは、自律神経にけっこう負担がかかることが分かったので当分自重。
※でも調子が良くなるとトライしたくなる(笑) そしてまた調子悪くなる( ̄▽ ̄)

オルセー美術館展2010「ポスト印象派」国立新美術館

建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション@東京国立近代美術館

印象派はお好きですか?@ブリヂストン美術館

マネとモダン・パリ@三菱一号館美術館

↑上の4つの美術展と国立西洋美術館(これは建物メイン)が目的で、あとはサントリー美術館原美術館損保ジャパン東郷青児美術館などを無計画に回ろうかという計画(笑)
というか、オルセー展を金曜の夕方から観に行こうという以外、決まってません。

江戸東京博物館も気になる。

東京の美術館といえば大学時代に世田谷美術館に行っただけですが、こんなに多かったっけ!?

宿泊地は永田町あたりで予約済み。
往きは飛行機、帰りは未定。いろいろ適当です。1人なんで気楽なもんです。
どこをどう回るかなぁ。
出たとこ勝負の予感でいっぱい♪

鑑賞強化週間、終了(笑)

2010-03-07 15:00:54 | 鑑賞もの
先週は風邪を引いたり、不調だったりしたんですが、今週は体調も回復。
次の土日は、土曜が回転木馬さんのイベント参加&夜は友人の結婚パーティ、日曜は大阪サイクルイベントという、ビシッとゆるっとしたスケジュール。
なので、14日で開催終了してしまう展覧会を観ておくのは、今週しかない!
というわけで、無茶をしてみました(笑)

火曜は、映画「Dr.パルナサスの鏡」。
20年ほど前にビデオで観た「未来世紀ブラジル」が未だにトラウマもののテリー・ギリアム監督作品で、若干びびりながら観に行ったんですが、これは「バロン」的なお気楽映画♪
ダークな雰囲気も漂わせつつ、笑いどころも多し。
しかしトム・ウェイツはあそこまでも怖い顔だったか。

水曜、仕事帰りに足を延ばして、サントリーミュージアムで「井上雄彦 最後のマンガ展 重版」。
筆遣いとかが間近で堪能できて、いやほんとに、すごいです。
筆で描くときは、鉛筆の下書きとかなしに、一気に描くんだそうで。
あの巨大サイズも?!
スタッフTシャツが、素敵で笑えます☆
撮影可能な場所にて数枚撮影。

金曜、京都国立博物館で「THE ハプスブルク展」。
昼間や土日はかなり混んでいるようで、HPだと金曜の昼間で入館まで50分待ち、今日は雨なのに現在80分待ちとなってますね・・・。
金曜日だけ夜8時まで開館しているので、仕事終わってから行ったんですが、そこそこ人はいましたが、ゆっくりと鑑賞できました。
あまり広くはない博物館に、立派なサイズの傑作がこれでもか状態でぎゅうぎゅうに展示されてて、お得っちゃお得、こってり系でボリューム多すぎとも(笑)
11歳のマリア・テレジアのど迫力に圧倒されました。

土曜、兵庫県立美術館で「2009年度コレクション展3/山本六三展」。
名前は存じ上げなかったのですが、絵を見た瞬間に「バタイユの『眼球譚』の装画の人やー!!」と直感出来たので、ぜひとも観たかったんです。
ちなみにバタイユは読んだことありません(笑)
濃密なエロスで、入り口の警告文も納得。
澁澤龍彦さんの本を読んで大人になった人は是非観てみて下さい♪

がつがつ観に行ってて、我ながら貧乏くさいなー

古代カルタゴとローマ展、そして食物欲の日。

2010-02-20 23:34:00 | 鑑賞もの
左膝の裏がずっとちょっと痛かったり、太腿やふくらはぎの筋肉が“冷え痛み”なのかアヤシイ気配なので、今日は自転車はお休みです。
でも展覧会には行くのです。お調子もんですから

京阪電車で三条へ。
まずは六角通を西へ向かい、途中でシルベストサイクル京都店に寄ったりしながら、イノダコーヒー本店へ。
ジャンボシュークリームに心魅かれつつも、ランチのつもりだったので、ハンバーグサンドを選択。あと、アラビア珈琲と。
ハンバーグがジューシー、チーズもとろけててボリューム的にも満足な美味しさ♪
庭の梅の木、つぼみがふっくらしてました。一分~二分咲き?
 

外見のレンガの色が鮮やか過ぎて、ちょっと苦手な京都文化博物館
 
中は渋いんですが。

本館の古代カルタゴとローマ展、特にポエニ戦争以前の展示物は、エジプトとギリシャとカルタゴオリジナルがごっちゃになった文化で面白かった♪
ギリシャ彫刻の顔立ちなのに、髪型とかポーズがエジプト風だったり。
よくキリスト教で悪魔として表現される「バアル神」は、カルタゴで信仰されていた神がモデルなんですかね??

ローマの属州になってから後のモザイクタイルは、魚介類がたくさん。
地中海だから、タコもイカもウナギもありなんですよね~。
題材的に意図不明だったのが、痩せて鎖につながれた靴屋と、狩猟の落馬シーン(笑)
それで部屋を装飾してどうしようっていうんだろう・・・

博物館のすぐ近所のミディ・アプレミディでタルト購入。本日の目的の一つでもあります☆
買ったのは、木の実のタルト、おばあちゃまのタルト、りんごのタルト、くるみのタルトの4種類。

帰宅後、早速食べた母が「実はタルトって好きじゃないけど、これは美味しい!」と大喜びでした。

大丸百貨店東側の大極殿本舗では、カステラ(春庭良)のお徳用400円のを購入。
さらに、どうせヨガには間に合わないのと寒くなってきたのとで、ムレスナティーハウスへ。
紅茶のクレームブリュレ、美味しかったです。
ブリュレ自体も勿論いいんですが、その上に載ってるアイスが、しっかりした風味なのにくどくなくて甘すぎない、いいバランスの味!
フレーバーティも、香りが強すぎず、あっさりストレートでいけました。
店員さんも愛想良くて気分良し♪

数日前までほど冷え込んでいないせいか(下半身は厚着してたし)、筋肉の痛みはかなりマシでした♪
相変わらず膝は伸びませんが(笑)

「絵画の庭」、その他。

2010-02-19 21:41:10 | 鑑賞もの


先週の土曜日、午前中に34kmだけ自転車に乗り、午後から中之島の国立国際美術館「絵画の庭─ゼロ年代日本の地平から」展へ。
いや、早起きすればもっと乗れたんですけど、布団めがワガママを・・・・すんません、起きられなかっただけです。

この「絵画の庭」展、作品がどれも2000年以降のいわゆるゼロ年代のもの。
中には草間彌生さんや、目付きの鋭い子供の絵で有名な奈良美智さん(ツール・ド・フランスでランス・アームストロングが奈良さんモデルの自転車に乗ってた)のような大御所も混ざってるんですが、基本的には比較的若い世代の画家さん達の作品がほとんどです。
前から気になってた割には「現代ものってどうなんやろか」と妙に不安な気分で観に行きましたが、意外に(笑)すごく面白かったです

たくさんの作家の作品を少量ずつ、メリハリ効いた配置で観ていくので、前菜盛り合わせ的な楽しさ
「この人のをもっと観たい!」とか「これは友達にはなられへんわ~」とか(笑)
古典的な絵画ではあり得ないのが、蛍光色使い。しかもカラフル。
「こんな色合いのプリント地のワンピースが欲しい~! 似合えへんけど~!!」と心で叫んでみたり。

待ち受け画像サイトで作品を見て好きだった中山玲佳さんや、今回の展覧会のポスターにもなっている「カナリヤ」を描いた加藤美佳さんなど、全部で28人もの画家の、今のエッセンスともいうべき作品を見ることが出来て、ほんとに面白いです。


これから観に行きたい展覧会が目白押し状態

~3/14 THE ハプスブルク @京都国立博物館

~3/14 2009年度コレクション展3/山本六三展 @兵庫県立美術館
 
~3/14 井上雄彦 最後のマンガ展 重版 @サントリーミュージアム

~4/4 古代カルタゴとローマ展 @京都府京都文化博物館

3/24~5/5 マイ・フェイバリット――とある美術の検索目録 @京都国立近代美術館

4/10~5/9 没後400年 特別展覧会 長谷川等伯 @京都国立博物館

3/20~5/30 トリノ・エジプト展 @神戸市立博物館

4/3~6/20 レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート @サントリーミュージアム

4/17~6/27 ルノワール─伝統と革新 @国立国際美術館

This is it

2009-11-07 04:50:07 | 鑑賞もの
らりえさんの誘いのお言葉に飛び付いて、その他自転車系3人、水どう系1人(笑)の総勢5人でマイケル・ジャクソンの幻のライブのメイキング・ドキュメンタリーを観に行きました。


マイケル、最高


歌が上手いシンガー、ダンスが上手いダンサー、ショーアップの上手いディレクター、それぞれをとってみれば大勢いるんでしょうが、その全てを超一流のレベルで兼ね備え、「ファンの記憶にあるとおりにやりたいんだ」「観客を未知の領域に連れて行きたい」という最高のエンターテイナーだったマイケル。
この映画は、ライブのメイキングでありながらも、過去に何度も見てきたPVを同時に思い出せて、マイケルの音楽に触れてきた世代には実に懐かしい映像でした♪
変にアレンジすることなく、昔耳にした通りのリズムと息遣いで歌ってくれていて、とてつもないクオリティのライブを実現させようとしていたことがまざまざと伝わってきます。
たぶん、来週また観に行くと思います。

映画の後はシルベストに行ってたKHRさんたちと合流して、岩崎塾でホルモンヌの会(笑)
女性5人男性2人の構成なのに、なんでこんなに必死に食べなあかんねんという無法っぷり。
自転車乗り恐るべし……
大いに食べて大いに喋り大いに笑う、楽しい焼肉でした♪

スター・トレック

2009-06-04 23:00:15 | 鑑賞もの
先週の土曜日、観に行きました。
入口でアンケートを手渡され、劇場に入ってみれば8割方座席が埋まってて、ちょっとびっくり。
でも考えてみれば、この日が公開初日。
大阪近辺のトレッキー達が駆け付けて来てるわけですよ。
うちの連れもそうなんですが、その昔そのことを話した友人がまたトレッキーだったり、意外に多いんですよね、スタトレファンって。

内容に詳しく触れるとネタバレせずにはいられないので控えますが、スタトレファンであるとないとを問わずに楽しめます!
もちろんSFとしての設定やルックス(宇宙探査船エンタープライズ号の巨大さや異星人たち)も面白いですが、登場人物達の性格を短いエピソードやちょっとしたセリフで描き出しているところ、酒場のケンカに極寒の地でのどたばたアクションといった生身の格闘シーン。
永年のファンに通じるくすぐりも、キャラクターの人物像を語る中でさらりと触れられるので、ありがちな「なにそれ、マニア限定??」みたいな白けた気分になることもありません。

ほんと、この映画、ここまで良い作品だとは思いませんでした。
お涙頂戴でも、ありがち感動超大作でも、アクションのみの中身空っぽでも、有名スターのセックスシーンが延々続く「でその必要性は?」な映画でもなく、大人のための娯楽作品。
第2作も予定されているそうで、今から楽しみです。


上映終了後、大勢の観客が熱心にアンケート記入。
私達も書き込みしてたんですが、不意に隣の連れがの手が止まり、どの項目かと覗き込んだら、
「あなたはスター・トレックシリーズのファンですか?」

おかしな見栄張らんと、1番の
「大ファン」
でええがな(笑)
ファンという言葉があかんのかな~
まあどちらかといえば、スタトレシリーズが好きですか、ぐらいの文面の方がさっぱりしてて良かったかも。

五右衛門ロック

2009-05-20 23:11:48 | 鑑賞もの
梅田のブルク7と難波のパークスシネマで上映してます。
同じ2500円のチケット代を払うなら、プレミアムシアターで観られるパークスシネマの方が断然おすすめです。
間に15分間の休憩が入るとはいえ、ブルク7の狭いシートでゲキシネ観るのはしんどいです。
(ゲキシネの中で唯一見逃してたSHIROをGWにブルクで観て、結構きつかったのです。)

歌たっぷり。
お気に入りは、濱田マリと橋本じゅんさんの「地味に~姑息~に~♪」
もう、ベストカップルですわ。

頑張れ、ちっちゃい俺!