「23.24日どこに行く~~」
「尾平登山口からテント泊で祖母山を周回やね」
「夜はまたお鍋料理が良いね~」
「重くない?」
祖母山は2人とも初めて!
しかも時間の制約が有りました。
23日0時出発で24日18時に帰宅のスケジュールです。
登山口の選択肢は、尾平登山口で!
12時には下山する事を考えると宮原道を下る事に、
登りは尾平トンネル経由だと7時間、黒金尾根だと5時間です
0時に宮崎を出て尾平に着き仮眠して食事をし用意をして8時発は無理・・せめて10時発です。
結果!尾平登山口より黒金尾根を登り、翌日宮原道を下る事に決定!
23日0時半に宮崎を出発、
雨の中を高千穂経由で尾平に4時に到着、登山口の駐車場で仮眠し
8時にトイレと炊事棟の有る駐車場に移動し、食事と用意をして、駐車料金300円を支払い9時に出発。
女の子のザックは食料が2食×2人とパン数個と水2Lで11kg、男の子はテント泊セットと水3Lで14kgです。
登山口で届けを見ると今日は1グループだけしかも日帰り、今夜山中には2人だけかも・・・
「真ん中の尾根を上がって稜線を右に祖母山までや」
「すごいね・・・・・」
宮原登山道との分岐の吊り橋を黒金尾根方面に「帰りはこの吊り橋に戻ってくるよ」
沢の橋を2箇所越え進みます
次の沢で・・・・「え~~渡れない」橋は崩壊、水量も多く・・・
上流に行ったり、半分渡って下流に行ったり、ザックをおろし飛び越えて何とか対岸に!!
「この道あってるかな?」「テープはちゃんと有るし・・GPSで確認したら?」
GPSを見ると電池切れ?電池を新品を入れても?
テープを頼りに進むと、祖母山頂と標高の標識が「この道であってるね」「・・・」
何か納得いかないまま、歩くと黒金八景の標識「あってるじゃん」「確かに黒金尾根だ」
とにかくひたすら登ります。まだ標高1200mですが、すでに標高600m登ってます。
標高100m区切りの標識を見るたび地図で現在地を確認する男の子と、ひたすら話もせず黙々と登る女の子です。
笹をかき分けやっと1400m、何か拾っているのではありません!急なのです。
天狗の水場に到着、まだ水は有りますが、1Lだけ補充して。
「水場周辺にゴミがいっぱいやったね~」もちろん少しは拾いましたが「昔のゴミが多かった・・」
背丈以上の笹(スズダケ)をかき分け、標高1500m。
もう少し
展望が開けてきて「天狗岩てあれ??」縦走路までもう少し!!!
でた~~縦走路です。標高差約1000mを直登して来ました。
「とりあえずおつかれさん」「今夜の献立が鍋だったら、とっくに食べてたね~」「食べたら重さ変わらないやろ!!」
当初献立は鍋でしたが、α米とベーコンと粉末スープにと軽い献立に変えていました。
祖母山が間近に見えて来ました。
でもこの笹(スズタケ)・・・背丈以上、しかも見えない地面はドロドロ!!!!
祖母山の南壁が見えてきました。「なに」「靴が汚れて・・・」靴が汚れる事が気になる方なのです。
標高1700m!!と思いきや・・下ります。「うそ~~道がちがうじゃない?」「ここに矢印有るもん」「・・・」
山頂に向けて南壁を
途中で寄り道、「真下に尾平登山口が見える」さすがにそれ以上前に行けないようで。
今歩いて来た縦走路が・・・
最後は崖を適当にはい上がって突然山頂でした。
お決まりのショット、靴が汚れてますね・・・・・特に男の子。
友人のリクエスト『祖母山頂で2人でハイチーズ』やりましたよ~~~。前向きは勘弁
水場とテント場を探して下ります。
ここでまたうろうろ....
地図を見ると『山頂から下り、三叉路の手前右に水場、左に小屋』
突然三叉路、そして小屋!!「水場!見落とした・・・」「小屋で水もらおう・」
小屋の周りをうろうろすると!![水場]と[テント場]の標識
「地図が違うやん」「有ったから良かったんやない」
明日の行動まで考えて水を5L確保し、テント場に15時に着き、すぐにご飯の用意をして、
α米のドライカレーとベーコン、とスープで簡単に食事をし、明日の行動の飲料水を沸かし、
寝不足なので、まだ明るいうちに寝ました。
登山口9時、3時間40分かかり12時40分に縦走路につきました。山地図のタイムより1時間オーバーでした。
山頂に14時10分、縦走路1時間30分でした。15時にテント場につき予定とおりでした。
当然明るいうち寝ると数時間で目が覚める人と、いつでも何処でも完全熟睡モードの人。
眠れないので不調のGPSをさわっていると突然復帰!
「肝心な時に不調で・・」と独り言を言って・・しかし機械は機械です・・・。
外は快晴の夜空に上弦の月で・・・一人でトイレとお散歩して叉寝ました。
鹿の鳴き声を1回聞きましたが、それ以外住んで居る方々の気配は全く感じず、不気味なくらい静かな夜でした。
次回は下山編。