円覚寺の日曜説教坐禅会が中止になった。
参加するつもりで念のためホームページ開いて確認したところ赤字で「3月23日 休会」と書かれていた。
土曜坐禅会と午前6時からの暁天坐禅会も「しばらくの期間休会」とあり、こちらは「新型ウイルス感染予防の観点より」と但し書きが添えられていた。
確かに偶数日曜日に開かれる説教坐禅会は坐禅をしない人も多く参加し、特に横田南嶺管長が話をする第2日曜日は500人超の人々で大方丈がぎっしり埋まるのだから休止も止むを得ないだろうとは思っていたが、それよりぐっと参加者が少ない坐禅会まで軒並み休会とは驚いた。
不特定多数が集まるのだから念には念を入れてということだろうが、円覚寺の坐禅会が軒並み中止されることになるのはボクの記憶にはない。
初めてのケースだと思う。
第2次大戦の最中でさえ休むことなく夏期講座を続け、インフルエンザが流行したって休会にしたことなどない円覚寺にとって、在家の人たちに向けた坐禅会を休みにするというのは尋常なことではない。
先週、横田南嶺管長直々に坐禅指導をしてくれる奇数日曜日の坐禅会の終了が告げられてガッカリしたばかりだが、一時のこととはいえ、寂しい限りだ。
まっ、坐禅はどこでもできるわけだから、しばらくは自宅で坐ろうと思う。
まさかとは思っていたが、いよいよわが身辺にもその影をチラリと見せたという点で、「おのれ小癪な奴め。一刀両断に切り捨ててくれん ! 」と刀の柄に手を掛けたい気分だ。
でも相手は姿が見えないからなぁ…仮に鞍馬天狗が登場したって刀では解決できないだろう。
それにしたって、3000人を超す人々をウイルス培養器のクルーズ船内に中に2週間も閉じ込める生体実験の果てに、日本国中にウイルスをばらまく国の公衆衛生対策とはいったい何なんだ…と思う。
しかしこれはアベなんちゃら一派にとっては望み通りの展開で、さらにウイルスが拡散して国民が不便を通り越して恐怖を感じるようになればシメシメと、舌なめずりしていることだろう。
かねてより指摘の恐ろしいたくらみについては拙ブログ「感染症より恐ろしいことが…」(2月15日)を参照していただきたいが、目前に迫った花見も出来ず、5月の大型連休も足止めを食らい、五輪開催など論外で、国民は猛暑の中でマスクをしてあえぐことになるのだ。
そしてもうコリゴリだと人々が思いかけた時…
アベなんちゃらがテレビカメラの前に立って「2度とこんなことにならないように、憲法に緊急事態条項を書き加えましょう。国民の皆さんを守るためにはこれしかありません。憲法改正をしましょう」と言い出すのさ。
そして多くのコリゴリした人々は「敵は本能寺にあり」ってことも分からず、付和雷同して憲法改正の大合唱になるって寸法さ。
人は初めての一歩は躊躇するものだが、2度目3度目は全く躊躇なく前に出るものなのだ。
本能寺は憲法9条。アベなんちゃらはこれを廃止したくてしょうがないんだ。廃止して自衛隊を国軍として世界中に出したいんだよ。
「緊急事態条項」で第一歩を踏み出させておいて、憲法改正に対する抵抗感をなくした後は真っ先にこれを持ってくるつもりさ。
武力で持って物事を解決しようなんて20世紀以前の発想で、今や武力で何が解決できる ?
新型肺炎ウイルスひとつ取ったって自衛隊が出来ることと言えば野戦病院の設置くらいのものだろうよ。
とんでもない幻想さ。時代遅れも甚だしい。
それともう一つ。国民が当然のこととして持つ「基本的人権」を制限してしまおうって寸法さ。
ここは肝だよ、キモ。普段は意識しないけれど、この基本的人権は何としても死守しなければ生きづらくなるよ。
自由にものをしゃべることも出来なくなってしまう。息苦しい社会になってしまうんだからね。
くれぐれも騙されないようにね。
近所の池のある公園でもう芽吹きが始まった気を見つけた ! (見出し写真も)
何の木か知らないが、まだ2月だぜ…
同じ公園のジャヤナギ(真ん中の株立ち)の枝先もほんのり色が変わって見える
背景と重なって見にくいが、こちらも芽が膨らんできている