伊豆半島を中心に今、カワヅザクラが盛りだが、近所を散歩していて真青な空に薄桃色のソメイヨシノを彷彿させるサクラがたくさん花をつけているのを見かけた。
気象庁が毎年発表しているソメイヨシノの開花予想では東京は3月16日。
例年より1週間から10日ほど早そうだが、こんな具合だと入学式のころには散ってしまいそうで、ちょっとどうなのさ、という感は否めない。
このサクラ、どうもソメイさんではなさそうだが、随分よく似ているように思う。
サクラの種類については不案内で、知っているのはソメイヨシノと大雑把に分けたヤマザクラくらいだが、そのソメイヨシノの早咲き個体を掛け合わせて作り出したというタマナワザクラという種類があり、ひょっとするとその可能性が高いかもしれない。
何れにしたって、いいことかそうでないかは別として、例年より相当早くサクラの開花が迫っていることは間違いない。
一昨日の22日、ここ鎌倉でも南寄りの強い風が吹いたが、気象庁は東京地方の春一番だと宣言した。
これは去年と比べて15日も早いそうで、今年は暖冬の影響が随所に出てきているうちの一つなのだろう。
かつて交通標語に「狭い日本 そんなに急いでどこへ行く」とかいうのがあったけど、あまりせっかちに過ぎるようだと、1年を通じてどこで調整するのか気になって来る。
その調整弁が異常に長期間にわたる猛暑の夏だったり、長引く梅雨で日本中が水浸しになるとか…
昨今の気象を顧みるに、荒唐無稽な話と笑えない部分も持ち合わせているように思えてならない。
そんな思いで周囲を見渡すと、ありましたよアリマシタ。大急ぎで突っ走っているものが身の回りに。
なんたって、まだ2月なんだから…
どうみたってソメイヨシノにそっくりなんだが…
入学式とサクラじゃなくて、卒業式とサクラってどうなのさ
周りの家ではウメが散りかけている中でソメイさん似がこのとおり
我が家の庭ではアネモネが
こっちでも
擁壁の大谷石と舗装道路のわずかな隙間から生えている〝ド根性ユキヤナギ〟が咲き始めた
ボケはもともと早いが、2月に咲いた記憶はない
ポンと音がして開花しそうだ
こちらは特段早い訳でもないが、目立とうともせずうつむきぎみに…
ポットで養生中のパンジーもそろそろ定植しないと時期を逸してしまう
こちらも同様
春爛漫 温室の内部じゃないんだけど…
門柱に絡ませたつるバラの「バレリーナ」の葉がこんなに…
一緒に植えているクレマチスのアフロディーテ・エレガフミナの葉もこんなに青々と
近所の公園のアジサイもご覧の通り 「そんなに急いでどこに行く」
昨日も南西の強い風が吹いた
地表のチリや芥の類が空中に巻き上げられ、スギ花粉も混じって晴天なのに春霞のようにぼぉ~っと霞んでいる
ボクはスギの花粉には反応しないので春も楽しい